研究課題/領域番号 |
01015066
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉山 武敏 京都大学, 医学部, 教授 (20030851)
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研究分担者 |
前田 盛 神戸大学, 医学部, 教授 (50030911)
小川 勝彦 京都大学, 医学部, 助手 (20194433)
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キーワード | がん遺伝子 / ラット / 白血病 / 染色体転座 |
研究概要 |
ラットのK3D細胞のab1遺伝子のexon構造の概略が明らかになり、PULSE泳動ではrDNAとの転座部位がab1の付近230kb以内に存在することが明確になり、現在、ab1近傍の遺伝子地図を作成中である。幾つかのプローブの塩基配列の決定により、すでに遺伝子地図の明確なヒトとマウスのab1と対比して確認しつつ研究を進めている。結論にはもう少し時間が必要である。 ab1遺伝子の発現などの研究に、蛋白質やmRNAのin situ法を実施するが、今回、probeを増やす段階でBrdUrdで標識し、組織や細胞のin situ法に応用する方法や、パラフィン標本の蛋白を用いてモノクローン抗体を作成する方法を開発し、国際誌に発表した。これらの方法は、何れも新しい着想による新技術の開発であり、注目を浴びている。 京都への移転後、設備の整備ができるまで、前任の神戸大学との協力で機器を共用し技術を新たに確立する必要に迫られている。一方、新しい施設では遺伝子probeの塩基配列の決定やビオチン標識によるin situ法の導入など、新しい方向の研究を開始する機会にもなっている。現在biotin標識によるin situ法はrDNAの7kbのpAのnick translation法による標識で染色体上での遺伝子座やさらに数の少ない遺伝子の証明に成功している。
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