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1990 年度 実績報告書

高地適応動物モデルとしてのナキウサギの調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 01041113
研究機関(財)実験動物中央研究所

研究代表者

野村 達次  (財)実験動物中央研究所, 所長 (10072399)

研究分担者 斉藤 宗雄  (財)実験動物中央研究所, 室長 (50167417)
松崎 哲也  国立精神, 神経センター・神経研, 室長 (30167647)
小坂 光男  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (30079983)
柳平 担徳  信州大学, 医学部環境生理学, 講師 (10020760)
酒井 秋男  信州大学, 医学部環境生理学, 助教授 (70020758)
キーワード高地適応動物モデル / ナキウサギ / 実験動物
研究概要

この研究は、中国に生息する野生ナキウサギを高地適応動物モデルとして確立し、合わせて野生資源として保存することが目的である。
平成2年度は中国との野生動物の実験動物化の研究は共同研究契約を結んで実施すべきと考え、昨年度の調査研究の成果をもとに小坂、松崎、斉藤班員を青海省西北高原生物研究所ならびに上海市中国科学院上海実験動物中心に派遣し、クチグロナキウサギならびにカンス-ナキウサギ等の共同研究の目的、実施計画、成果の公表・扱い方などのついて話し合い基本的合意を得た。契約書の作成・案の交換を引き続き行っている。中国における海外との共同研究は担当地域の国際合作局続いて中央の国際合作局許可が必要となり、現在審査が行われている。我々は、上記のように地域の異なる二つの研究所と共同研究を行おうとしているため許可には期間がかかると予される。
そこで、実験動物化の手始めとして中国でのナキウサギ室内飼育繁殖を試みた。上海実験動物中心の施設を改造し、飼育器材を揃え、昨年10月野生ナキウサギ55匹を捕獲し飼育に着手した。飼料は我々が開発したものを分与した。結果は、徐々死亡し3月現在2匹が生残したに過ぎなかった。このため急遽、植育の現状把握と指導のため、松崎班員ならびに若菜(研究協力者)を派遣した。
昨年断念した青海省アムニマチン地方の高地(海抜3000〜5000メ-トル)の調査については、酒井、柳平班員を派遣し隊員ならびに生息民の生理学的調査を行った。中国香猪(ミニブタ)については情報の収集を図り、原産は貴州省で北京農業大学の外、貴州、揚州でも開発を行っている。また広西、雲南地方にも近似したミニブタが維持されている情報を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小坂 光男: "Analysis of thermoregulatory responses due to thermal stimulation in the pika rabbit." Int.J.Biomete.,. 34. 133 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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