| 研究分担者 |
GREEN Michel ウエスト, インディー大学・医学部, 講師
CATOVSKY Dan ロンドン大学, 医学部, 教授
清川 哲志 熊本大学, 医学部, 助手 (50195400)
山口 一成 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (20128325)
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| 研究概要 |
日本側研究組織(高月、山口、清川)は、ジャマイカ,キュ-バ,ガ-ナ,フランス,ドイツを訪問した。ジャマイカ,キュ-バ,ガ-ナでは、それぞれのHTLVーI陽性率についての調査を終了した。その結果、同じカリブ海でありながら、HTLVーI陽性率はキュ-バで0.04%、ジャマイカは6%と二つの国がきわめて近い距離にあるにもかかわらず、きわだって異なっていることを明らかにした。特にキュ-バでの調査は、これまで全く報告がなかっただけに注目される。ジャマイカではミシェル、グリ-ンを中心としたウエストインディ大学の全面的な協力を得た。
アフリカ、ガ-ナでの調査は多くの因難があったにもかかわらず2500サンプルについて調査を終えた。現在デ-タの分析中である。
また、フランス、ドイツではレトロウイルスの先進的研究者と有意義な情報を交換することができた。
イギリスのカトフスキ-教授の来日は3回の講演会および情報交換によって、いっそう意義深いものとなった。今後ATLの治療について、われわれとの共同研究を推進することが決定した。
それぞれの国での共同研究の成果は、国際雑誌に投稿準備中であり、また各国の国内雑誌に報告され、各国の保健行政に役立つものと信じる。
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