研究分担者 |
I.KETUT Sula ウダヤナ大学, 蓄産学部, 講師
I.GST.NGR.AG ウダヤナ大学, 農学部, 講師
I.GDE Anggan ウダヤナ大学, 教育学部, 講師
MADE Badra A ウダヤナ大学, 蓄産学部, 講師
SOETJININGSI ウダヤナ大学, 医学部・小児科, 小児栄養部長
NY.HILDA Sud ウダヤナ大学, 医学部・心理学, 講師
I.G.N.P.ADNY ウダヤナ大学, 学長
福田 和夫 湊川女子短期大学, 児童教育学科・英文学, 教授 (30089073)
木原 成一郎 湊川女子短期大学, 児童教育学科・幼児教育, 講師 (20214851)
大前 衛 湊川女子短期大学, 児童教育学科・幼児教育, 教授 (40149662)
日下部 恵子 湊川女子短期大学, 家政学科・栄養, 教授 (40158100)
岡本 進 湊川女子短期大学, 家政学科・生活文化, 助教授 (70152345)
佐伯 敬道 湊川女子短期大学, 家政学科・栄養, 教授 (80215574)
西羅 寛 湊川女子短期大学, 家政科学・栄養, 教授 (80031160)
大森 雅人 湊川女子短期大学, 家政学科・生活文化, 講師 (00194308)
児島 正巳 湊川女子短期大学, 家政学科・養護, 教授 (90149667)
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研究概要 |
研究初年度の実績に基づき,本年度は下記のように内容を伴う研究が逐行できたものと考えられる。 1.生命を守るための研究(細菌内毒素に関する研究) (1)ウダヤナ大学(バリ)とインドネシア大学(ジャカルタ)の入院患児計33名について血中エンドトキシン量と疾病の関連を調べたところ,菌血症児では高濃度の,チフスと肝疾患児では中程度のエンドトキシンを認めた。これに対し,化膿性髄膜炎とデング熱ショック児ではエンドトキシン量は少なかった。 (2)内毒素検出にきわめて有効なカブトガニ血リンパによる発色合成基質法では通常血液試料の前処理にPCA法かNew PCA法のいずれかを適用するが,両者の間の有意差を検討中である。 (3)発色合成基質法に及ぼすある種のプロテア-ゼ・インヒビタ-の効果を調べたところ,反応系にトリプシン類以酵素の介在が認められ,その特異性が示唆された。 (4)内毒素の遊離及び不活性化をin vitroで検討するために,培地調製時の培地中リムルステスト反応物質の変動を調べたところ,エンドトキシン活性は高圧減菌時間の経過に伴い失われるが,他の反応物質は用意に失活しないことが認められた。 (5)インドネシア産カブトガニ(マルオとミナミカブトガニ)の血リンパを調製し,エンドトキシンによる凝固性を調べたところ,陽性反応が示された。 2.生活の質的向上のための研究 (1)食品分野:バリ島の伝統食品についての調査からかかる食品の徹底した再吟味の必要性を今更に痛感した。(今後エンドトキシンを指標にして食品の細菌汚染と腐敗の関連を追研する。) (2)教育分野:両国における親子関係の差異を宗教的背景を除外しようとする設定のもとに論じ合い,双方独自の立場でそれぞれ共通な諸問題を堀越し,比較検討することとした。
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