研究課題/領域番号 |
01050018
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高島 良正 九州大学, 理学部, 教授 (10037161)
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研究分担者 |
竹内 豊三郎 富山大学, トリチウム科学センター, 客員教授 (20018956)
嶋 昭紘 東京大学, 理学部, 教授 (60011590)
澤田 昭三 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (60034625)
一政 祐輔 茨城大学, 理学部, 助教授 (30007760)
岡田 重文 東京大学, 名誉教授 (70010048)
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キーワード | トリチウム / トリチウム総合研究 / 核融合トリチウム / トリチウム環境動態 / トリチウム医生物効果 / トリチウム体内取り込み |
研究概要 |
DT反応を利用する核融合炉の主燃料として数千万キュリーのトリチウムを使用する場合を想定し、今からトリチウムの環境及びヒトへのリスクを評価し得るわが国独自の研究体制を樹立しておく必要がある。本総括班は以上の観点から必要と思われる研究を重点的に取り上げ、その実行を推進してゆく目的で組織された。この目的のために、環境動態、生物影響の研究者以外に、トリチウム理工学及びプラズマ物理、その他の核融合全般からの見通しのできる人々も含めて構成し、全体会議の開催や構成メンバーの相互交流によってトリチウム研究の推進を図ってきた。 全体会議は先づ平成元年5月に東京工業大学において開催し、トリチウムの環境動態、医生物、理工学に関連した四つの計画研究サブ班の本年度の研究の進めかた等について討議した。また本班が担当している核融合特別研究総合総括班事業の一つである「トリチウムの測定と安全取扱いの指針」の編集方針及び内容の検討を行った。 本年度のまとめの会議は平成2年1月29日学士会館で開催し、各サブ班の研究進行状況の報告を聴取し、今後どのようにすれば科研費補助金のない来年度以降、日本のトリチウム研究レベルを維持、向上できるか等について討議した。また「トリチウムの測定と安全取扱いの指針」や、平成2年度に計画されている、これまで10年間の核融合特別研究の報告書の作成にトリチウム研究成果をどのようにまとめてゆくかについて協議した。
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