• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

外国語教育の一環としての通訳者養成のための教育内容・方法の開発に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01102017
研究機関上智大学

研究代表者

渡部 昇一  上智大学, 文学部, 教授 (80053552)

研究分担者 永盛 一  上智大学, 文学部, 教授 (50053616)
松尾 弌之  上智大学, 外国語学部, 教授 (20103921)
小林 宏晨  日本大学, 法学部, 教授 (70053626)
大井 孝  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20114811)
斉藤 美津子  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (60052205)
キーワード通訳訓練法 / 英語の運用能力 / 通訳教育
研究概要

過去2年間に及ぶ基礎調査には次の項目が含まれていた。内外の文献の収集、訓練機関に関する情報の収集、資質能力に関する実験、同デ-タの分析、専門家に対するアンケ-ト調査、通訳訓練法と英語教育の関連の調査など。本年度は以上の基礎研究をもとに入手したデ-タ類の分析を行なった。その結果として、400ペ-ジをこえる基礎研究報告書を作成した。
調査研究の結果明確になった点としては、次のようなものがある。
(1)言語の運用、特に外国語が関達する通訳作業に携わる者の性格的特長としては、物事に関する関心がきわめて広く、世界の出来事に強い興味をもつ傾向があった。
(2)性格的には、さらに他人の状況を正確に把握できる等の感受性が豊かな傾向が濃厚に存在した。
(3)外国語と日本語の運用能力に優れた者は、単に外国語の研磨に不断の努力を費やすだけではなく、日本語に対する絶え間ない研磨の努力を続けていた。
(4)高度な英語の運用能力は、単に技術訓練が行き届いた結果というよりも、幅の広い知識や教養があって初めて成り立ちうる。
(5)したがって語学の上達(含通訳教育)には技術的な訓練のみでは不足であり、統合的一般教養の必要性がある。(6)これと関連して、言語の意味内容を字面にとらわれることなく理解するという訓練が必要とされる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渡部 昇一: "通訳教育と外国語教育/口頭による英語表現力増強のための一試案 人間教育としての通訳者教育" 外国語教育の一環としての通訳養成のための教育内容方法の開発に関する総合的研究. (1991)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi