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1990 年度 実績報告書

発達段階に対応した自然科学の実物観察教育の効果的な教授・学習法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01102024
研究機関国立科学博物館

研究代表者

今島 実  国立科学博物館, 動物研究部, 部長 (30000110)

研究分担者 門田 裕一  国立科学博物館, 植物研究部・植物第四研究室, 研究員 (30124184)
小野 展嗣  国立科学博物館, 動物研究部・昆虫第二研究室, 研究員 (50167326)
大堀 哲  国立科学, 博物館教育部, 部長 (30169057)
武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)
坂本 昇一  千葉大学, 教育学部, 教授 (30009500)
キーワード発達段階 / 自然科学の実物観察教育 / 教授・学習法の開発
研究概要

今年度は過去2年間で作製した6つの学習テ-マに関する教材・教具を実際に効果的に活用するとともに、その指導を通して教授・学習法の改善を図った。
「開発した観察セット、実物標本などの教材」「顕微鏡、視聴覚機器などの教具」及び「自己学習力を高めるための学習・解説シ-ト」「指導者向け学習キリキュラム」については、以下のように幼児・児童の学習者に供し、その効果的活用を図った。
1.教材及び教具を当館の学習室に整理して配置し、学習者が自由に選択して利用できるように配慮した。
2.当館の参加体験型展示「たんけん館ジュニア」の見学と関連させ、主として当館の教育ボランティアが指導に当たり、幼児・児童との触れ合いを通して自然に対する興味関心を深めさせることができた。
3.学習室での指導は、平日は事前に利用依頼のあった小学校団体または特殊教育団体を対象とし、土曜日の午後、日曜祝祭日、学校の休業分個人的にたんけん館を訪れる幼児・児童を中心に行った。
学習時間については1学習テ-マにつき一人約20分であり、一人で2〜3テ-マ、60分程度を利用する者が多く見られた。この学習室の解放日には、1日約30〜80人の利用者があり、平成2年2月1日から平成3年2月28日までに、延べ2,392人が利用した。
指導に当たっては、発達段階を考慮して作成した指導者向け学習カリキュラムを手引きとして利用し、教育ボランティアや学習者の引率者などが、生物についての特別な知識がなくとも抵抗なく幼児・児童とともに学習を進めることができた。実物観察用標本については、学習者が実際に手に取って観察することにより、学習に対する興味関心を高めることができたが、破損、損傷が少なくなく、適宜補充が必要であった。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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