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1990 年度 実績報告書

大学等の専門学科における情報処理教育カリキュラム実施の実態についての調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 01102034
研究機関東北大学

研究代表者

野口 正一  東北大学, 応用情報学研究センター, 文部教官教授 (80006220)

研究分担者 中森 真理雄  東京農工大学, 工学部, 教授 (00111633)
高橋 延匡  東京農工大学, 工学部, 教授 (70111630)
大岩 元  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (20011679)
國井 利泰  東京大学, 理学部, 教授 (50013743)
牛島 和夫  九州大学, 工学部, 教授 (40037750)
キーワードカリキュラム / 情報工学 / 情報科学 / 情報処理 / コンピュ-タサイエンス / 情報システム / 一般情報処理教育
研究概要

本総合研究の目的は、わが国の大学、短期大学、高等専門学校における情報処理教育の実態を調査分析し、諸外国の資料も参考とし、今後あるべきカリキュラム、教育方法、施設設備などについて具体的提案を得るための調査研究を行うことである。本年度は、前年度に得られた資料と知見に基づいて、詳細に検討した。すなわち、(1)コンピュ-タサイエンス(CS)、(2)情報システム(IS)、(3)一般情報処理教育に分け、それぞれの基本問題である、コアとなるカリキュラム、新しい情報処理のための教育体制、すべての学生が身につけておくべきコンピュ-タリテラシ-等について検討することにした。そのため本委員会は三つの作業グル-プを設け、集中的にこの問題を審議した。
CSに関しては、ACM(米国計算機学会)のモデルカリキュラム(Curriculum'78)に関する前年度までの検討結果をもとに、わが国独自のカリキュラム案IPSJ CSカリキュラムJ90を作成した。また、カリキュラムの評価方法を提案した。さらに、実験・実習のテ-マ例、情報系専門学科の卒業生なら誰でも見についているべき素養・能力を問う試験問題の例を収拾・作成した。
ISに関しては、カリキュラム案を作成するための前提として情報システムの新しいモデル化を提案し、ISのための教育制度・体制を提案した。
一般情報処理教育に関しては、カリキュラムや時間割の中に枠を作ったり施設・設備を充実したりするための方策などの制度上の問題から、さまざまな分野の学生に共通に教えるべき最小限のことがらは何かという内容の問題に至る広範囲の問題を検討した。
カリキュラムの検討は永続的に行うべきであるが、本研究により、今後の検討のための基礎的知見が得られた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 野口 正一 外: "平成元年度教育改革の推進に関する研究委託中間報告書" 情報処理学会. 1-165 (1990)

  • [文献書誌] 野口 正一: "情報系学科のカリキュラムと教育制度" 平成2年度電気・情報関連学会連合大会講演論文集. 5ー145〜5ー148. (1990)

  • [文献書誌] 中森 眞理雄: "情報工学の実習・演習" 平成2年度電気・情報関連学会連合大会講演論文集. 5ー156〜5ー159. (1990)

  • [文献書誌] 野口 正一,外: "大学等における情報処理教育の諸問題" 情報処理. 31. 1373-1389 (1991)

  • [文献書誌] 情報処理学会大学等における情報処理教育検討委員会CS分科会: "大学等における情報系専門教育の改善への提言" 情報処理.

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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