研究課題/領域番号 |
01300013
|
研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
大隅 紀和 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000083)
|
研究分担者 |
坂元 昴 東京工業大学大学院, 総合理工学研究科, 教授 (00016338)
小林 一仁 茨城大学, 教育学部, 教授 (10114076)
野村 雅昭 早稲田大学, 日本語研究教育センター, 教授
永野 和男 鳴門教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (60107224)
|
キーワード | 教育学習用の電子辞書 / 日本語入力の変換方式 / 児童生徒の日本語入力の評価 / 小中学校の情報教育 / 日本語入力評価分析ソフトの開発 / 英国の情報教育 / 教育基本語彙の抽出 |
研究概要 |
本年度は、研究計画に基づいて、つぎのような研究活動を行った。 1.小学生の日本語入力向けの基本辞書の作成のために、従来の先行研究の事例を点検し、主要な資料を収集した。また小学校主要教科の教科書を選定して、その文章表現内容をコンピュ-タ処理し、学習基本語彙を抽出する作業に取り組んだ。その結果、数カ月以内に基本辞書にすべき語彙の抽出が完了する見通しとなっている。 2.変換方式の検討については、その前段階として日本語入力の評価問題を開発して、数か校で実験調査を実施した。その結果をもとに分析作業を進めている。 3.この評価問題の分析作業のために、コンピュ-タ処理による評価問題の分析用ソフトを試作開発して、実用化に向かっている。これによって、学年配当漢字の使用率、非配当漢字の使用率、漢字の含有率などの主要な項目を自動処理できるようになった。 4.この評価分析用ソフトは、学習者自身が自分の入力した文章の漢字や語彙の点検をするような活用方法が採用できるために、今後は小学校の情報教育の一環として活用できるものと思われる。 5.これらの成果をもとにして、小学校段階では学習場面でワ-プロを活用し、その内容をパソコンで分析するような学習構成の見通しを得ている。 6.外国の学校教育でのワ-プロの活用の事例を検討するために、英国の5才から16才向け情報教育“Information technology 5 to 16"を翻訳し、研究グル-プ関係者の研究資料として印刷している。これによって、英国の小中学校の情報教育の目標や内容を検討した。
|