研究課題/領域番号 |
01301012
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
本明 寛 早稲田大学, 名誉教授 (70063112)
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研究分担者 |
織田 正 早稲田大学, 文学部, 教授 (50063706)
春木 豊 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80063551)
糸魚川 直祐 大阪大学, 人間科学部, 教授 (90027962)
内山 喜久雄 日本赤十字看護大学, 教授 (20015423)
間宮 武 田中教育研究所, 所長
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キーワード | 健康行動 / ストレス / 免疫 / タイプA行動 / 健康障害 / 生活環境 / 発達 |
研究概要 |
本研究は異なる専門分野、異なる研究機関の14名の研究者からなる研究組織を構成し、学際的な視点から健康行動に関して包括的な共同研究を行うものである。 本研究は1989年〜1990年の2ケ年にわたって計画されている研究で、初年度は主として全体の研究の遂行のために必要な共通の理論的枠組みの設定や相互の学術情報・研究成果の交流を行うために9月〜12月にわたって、全4回の14名全員による研究集会を開催した。そのテ-マは「健康行動の研究における全体的なオリエンテ-ション」(本明)、「生活環境に関する健康心理学の研究」(糸魚川)、「健康、ストレス、免疫に関する研究の部類と文献目録」(平川)、「健康と病気の概念の発達」(滝沢)、「タイプA行動のノンバ-パル行動」(春木)であった。( )内は各研究班の発表代表者名である。それぞれの研究集会は研究発表と質疑応答・討論で構成され、シンポジウム形式に近いもので、配布資料をもとに3〜6時間ずつかけて行われ有効な成果が得られた。 またこの他に4つの班別に個々の構成員による研究打合せ会議が数回行われた。そこでは他の専門領域の研究者(この研究のメンバ-以外の)も参加して行われ、活発な情報交換がなされた。 これらの研究成果については全て録音テ-プがとられ、これをもとに研究成果報告書の原稿を作成している段階である。 また初年度の研究として健康行動に関する文献・資料を収集し、この分野の研究を学問的に体系化する作業を遂行している最中である。具体的には、各班がそれぞれの領域の文献を体系化することにより文献紹介リストを作成し、研究成果報告書にのせる予定である。また研究調査については、「健康行動の研究班」および「発達研究班」において予備調査を行い結果を分析中で、他の班も予備調査の具体案を作成中である。
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