研究課題/領域番号 |
01301013
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
三隅 二不二 奈良大学, 社会学部, 教授 (30037022)
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研究分担者 |
杉万 俊夫 京都大学, 教養部, 助教授 (10135642)
吉田 道雄 熊本大学, 教育学部, 助教授 (70108611)
篠原 弘章 熊本大学, 教育学部, 助教授 (20040066)
関 文恭 九州大学, 医療短期大学部, 教授 (50038923)
佐藤 静一 熊本大学, 教育学部, 教授 (10040031)
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キーワード | リ-ダ-シップ / グル-プ・ダイナミックス / リ-ダ-シップPM論 / 実証的研究 / 意思決定 / 実験的研究 |
研究概要 |
リ-ダ-シップについて従来のPMサ-ヴェイのデ-タの再分析を通してM行動、及び圧力P行動と計画P行動という2つの下位行動形態を主成分分析によって抽出し、それらの関係を調べた。その結果、M因子と圧力P因子とに一定の関係があることを確かめた(三隅・米谷)。 リ-ダ-シップPM論の認知的研究として帰属理論との関連で実験的研究を行うために、大学生を被験者として社会心理学的実験を開発・実施した。その結果、PM型リ-ダ-の下では成員が集団の成果のよさをリ-ダ-シップに帰属させ、悪い成果は成員個々人の能力・努力に帰属させやすく、一方、pm型リ-ダ-の下では逆に成果のよさを個々人に帰属させ、悪い成果をリ-ダ-シップのまずさに帰属させる傾向があることがわかった。その他、多くの集団で一勢ににできる実験技法を開発した(佐藤)。 リ-ダ-シップPM論の妥当性検討の一貫として、親子関係の分析にリ-ダ-シップPM論を導入し、両親並びに父親、母親と子供との認知関係を直接バリマックス法による因子分析によって検討した。特に両親の養育行動が児童の自己教育力に及ぼす効果性を吟味した。さらに、兄弟姉妹や友だちが叱られたりほめられたりする場面を見聞することから生じる自己教育力が高く、pm型では低く、P型では女児に低い者が多くM型では父親の下で高いという結果を得た(篠原)。 リ-ダ-シップの計画的変容のためのプログラム開発の作業として、リ-ダ-シップトレ-ニングへの参加者のフォロ-アップ研究を行い、研修時に宣言した行動目標の達成度を調査し、研修のあり方について考察を加えた(吉田)。 意思決定については実験方法の検討と予備実験を行った。(ハフシ)。
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