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1990 年度 実績報告書

辺地における社会経済的構造と出稼ぎ労働に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01301024
研究機関明治学院大学

研究代表者

渡辺 栄  明治学院大学, 社会学部, 教授 (30062102)

研究分担者 合田 邦雄  関東学院大学, 文学部, 助教授 (30148027)
谷 勝英  東北福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70118363)
八木 正  金沢大学, 教養部, 教授 (80022101)
大川 健嗣  山形大学, 人文学部, 教授 (00006842)
羽田 新  明治学院大学, 社会学部, 教授 (20062101)
キーワード出稼ぎ労働 / 過疎 / 漁業経営
研究概要

三年計画の第二段階にあたる平成二年度は、北海道班と沖縄班に分かれて作業をすすめた。まず北海道班は、すでに前年度より調査対象候補地となっていた恵山町御崎地区ならびに椴法華村銚子地区について、収集された基礎的資料や情報を手懸りとして、現地調査の打合せ研究会を6月に行った。そこでは、現地実態調査用の調査票の内容が検討され、主要設問項目を対象者の諸属性、漁業経営、家庭・地域生活、出稼ぎ(経験)者就労状況に絞ることとした。以上の検討をふまえて、7月15日〜18日にかけてプリテストと現地との最終打合せをするため、調査候補地を訪れた。そして、すべての準備が整ったところで、多数の出稼ぎ者が帰省すると考えられた8月5日〜13日にかけて、学生調査員を連れて現地入りし、恵山町御崎地区ならびに椴法華村銚子地区全世帯を対象として精力的に本調査を実施した。お盆ぎりぎりまで帰省しない者がいて、調査は一部難行したが、対象世帯だけでなく、町村当局や漁協、町内会、商工会、民間企業、町村内の有力者からも聴取りを行った。一方沖縄班は、事例調査対象地として見当をつけていた宮古島の城辺町を9月初旬に訪れ、現地調査の打合せをした。帰京後、聴取項目の確認と最終検討をするため、10月中旬に研究会を開催し、準備を整えた。現地調査は11月下旬に実施されたが、季節はずれの台風襲来で予定した分をこなすのにかなり苦労した。
目下、北海道班は回収された調査票のコ-ディングとコ-ド入力作業、沖縄班は聴取メモ整理をすすめており、次年度の報告書作成にむけ、今年度の回収デ-タを総括する段階に入っている。北海道班は漁業経営と出稼ぎが、沖縄班はさとうきび経営と出稼ぎ及び若年者の出稼ぎがメインテ-マとなる予定である。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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