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1990 年度 実績報告書

高度な相互関連をもつ多重配列デ-タの新しい解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01301076
研究機関筑波大学

研究代表者

吉澤 正  筑波大学, 社会工学系, 教授 (50010781)

研究分担者 志村 健一  琉球大学, 法文学部, 助教授 (20126650)
田中 豊  岡山大学, 教養部, 教授 (20127567)
岩坪 秀一  大学入試センター, 研究開発部, 教授 (20141997)
キーワードデ-タ解析 / 多重配列 / 特異値分解
研究概要

複雑な相互関連性をもったデ-タから情報を取り出す統計手法としては多変量解析手法があるが、それは多数の個体にたいし複数の特性(変数)を同時に測定した2重配列形式のデ-タを解析の対象とするものが主流である。最近は、種々の分野で、2重配列をさらに多数個集積した一層高度の相互関連性をもったデ-タの解析が必要になっている。そこで、本研究は、経営科学、品質管理、医学、社会心理学、分子生物学、工学、教育などの広い分野の研究者が結集して互いの情報を交換し、従来の多変量解析手法では扱えない多重配列構造をもつデ-タを収集してそれぞれに適した解析方法を検討し、新しい解析法を確立すると共に、解析に不可欠なソフトウェアを開発することを目的とする。
以上の目的に沿って、本年度は次のような集会を行って研究を進めた。4月19日東京地区メンバ-による研究計画立案と研究情報の交換。6月21日東京地区メンバ-による情報交換と研究集会企画。9月28日29日岡山にて研究集会。11月27日28日東京にて研究集会。
上記9月と11月に開催した研究集会での予稿に手を入れて、155ペ-ジにわたる研究報告書を作成印刷した。本年度の活動により、種々の分野での多重配列デ-タの所在やその解析目的などが前年度に続いて明らかになり、外的基準のある3ーway質的デ-タの数量化など新しい解析方法の研究が進展した。第3年度の継続が認められる見込みであるので、新しい解析方法の研究、種々の解析方法の比較研究、多重配列デ-タとソフトウェアの蓄積などを進める予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tanaka Y.(田中 豊): "Sensitivity analysis in multi variate methods:decomposition of an arbitrary inflluence into a finite number of components" Communication of Statistics A. 19. 1323-1341 (1990)

  • [文献書誌] Yanai H.(柳井 晴夫): "Canonical correlation with linear constraints" Linear Algebra & Its Applicalions. (1990)

  • [文献書誌] 吉澤 正・岩坪 秀一(編): "高度な相互関連をもつ多重配列デ-タの新しい解析システムの開発" 当研究班の平成2年報告書, 155 (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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