• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

高度な相互関連をもつ多重配列デ-タの新しい解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01301076
研究機関筑波大学

研究代表者

吉澤 正  筑波大学, 社会工学系, 教授 (50010781)

研究分担者 田中 豊  岡山大学, 教養部, 教授
志村 健一  琉球大学, 法文学部, 助教授
岩坪 秀一  大学入試センター, 研究開発部, 教授
キーワードデ-タ解析 / 多重配列 / 特異値分解
研究概要

複雑な相互関連性をもったデ-タから情報を取り出す統計手法としては多変量解析手法があるが、それは多数の個体にたいし複数の特性(変数)を同時に測定した2重配列形式のデ-タを解析の対象とするものが主流である。最近は、種々の分野で、2重配列をさらに多数個集積した一層高度の相互関連性をもったデ-タの解析が必要になっている。そこで、本研究は、経営科学、品質管理、医学、社会心理学、分子生物学、工学、教育などの広い分野の研究者が結集して互いの情報を交換し、従来の多変量解析手法では扱えない多重配列構造をもつデ-タを収集してそれぞれに適した解析方法を検討し、新しい解析法を確立すると共に、解析に不可欠なソフトウェアを開発することを目的とする。
以上の目的に沿って、本年度は次のような集会を行って研究を進めた。
6月4日 東京地区メンバ-による研究計画立案と研究情報の交換(筑波大学経営システム科学大学院,東京)
8月2日 東京地区メンバ-による研究集会(入試センタ-)
11月28日・29日 研究集会(統計数理研究所)
上記11月に開催した研究集会での予稿に手を入れて今年度の研究報告書を作成印刷するとともに、3年間の成果報告の冊子を印刷した。
その成果は18件の論文として報告書に記載してあるが、本年度の活動により、種々の分野での多重配列デ-タの所在やその解析目的などが前年度に続いて明らかになり、種々の解析方法の比較研究、多重配列デ-タとソフトウェアの蓄積を進めることができた。とくに、多変量デ-タあるいは一対比較デ-タが多層に重ねられた多重配列デ-タについての層別分析によるデ-タの吟味と層間に共通のパラメ-タをもつモデルの探索についての方法が明確になった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 吉澤 正: "多重配列デ-タとその解析" 統計. 42. 35-43 (1991)

  • [文献書誌] 大津 起夫: "グラフ表現を用いた対話的概念クラスタリング" 行動計量学. 18. 65-80 (1990)

  • [文献書誌] 村上 隆: "多群・多集合・多相デ-タの主成分分析について" 行動計量学. 18. 28-40 (1990)

  • [文献書誌] 村上 隆: "多集合ー多群デ-タの階層的主成分分析" 名古屋大学教育学部紀要ー教育心理学科. 155-166 (1991)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi