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1989 年度 実績報告書

華中通貨金融工作の史的展開-1937年〜1945年-

研究課題

研究課題/領域番号 01301081
研究機関駒沢大学

研究代表者

小林 英夫  駒澤大学, 経済学部, 教授 (80052546)

研究分担者 三谷 孝  一橋大学, 社会学部, 教授 (40126371)
古厩 忠夫  新潟大学, 人文学部, 教授 (30018642)
疋田 康行  立教大学, 経済学部, 助教授 (70147924)
高村 直助  東京大学, 文学部, 教授 (40017801)
大豆生田 稔  城西大学, 経済学部, 助教授 (20175251)
キーワード軍配組合 / 汪精衛政権 / 支那事変軍票 / 華興商業銀行 / 中央儲備銀行 / 支那派遣軍
研究概要

我々は一橋大学に残された軍配組合関係資料の分析を中心としながら同時に関係者達からのヒアリングを行い、同組合の活動を実態にせまろうとしてきた。1.軍配組合関係資料について、内容を確認したうえで関係各部毎に資料を整理し、特に重要なもの(ダンボ-ルに約15箱)についてはマイクロ・フィルムにより撮影及び焼き付けをおこなった。また資料を整理するのにあわせて、平成元年5月以降以下の日程で研究会を開催した。(1)5月26日(金)、一橋大学職員集会所、報告書、高村・神山、「軍配組合紙業部関係資料について」、(2)7月1日(土)同上、報告者、古厩忠夫「中国における汪精衛政権研究について」(3)9月2日(土)、同上、報告者、大豆生田「軍配組合穀肥部関係資料について」、(4)平成2年2月8日(木)学士会館別館、報告者、小林「当該期華中の軍事・政治的背景」(5)3月6日(火)、一橋大学職員集会所、報告者、古厩「中国における汪精衛政権研究の動向」、以上の例会や5月以前の例会を通じて、本資料中の総務部、紙部、穀肥部関係資料の内容と、各部の活動のアウトラインが明らかにされた。また、関連する中支那派遣軍の動向および近年における中国での資料発掘状況も確認された。
2.関係者よりのヒヤリング研究会での討議を通じ、当時の関係者からのヒヤリングの必要性が指摘され、(1)清水善俊氏と(2)向山寛夫氏からヒヤリングを行った。清水氏からは10月18日(八木短資(株)、会議室)、向山氏からは12月23日(学士会館別館)に実施した。その結果、清水氏の話によって、当時上海における日系各機関相互の関係、あるいは『支那事変軍票史』執筆の背景等が明らかになった。また、向山氏の話によって、当時の日銀等日本側金融関係者の基本的観点と幸興商業銀行を通じたその現われが明らかになった。この間の山口大、大阪市大での資料集収とあわせ、軍配組合の具体的姿に迫る作業が進んでいる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小林英夫: "軍票史研究の現状と課題" 駒澤大学経済学論集. 19巻1・2号. 317-349 (1987)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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