研究課題/領域番号 |
01302003
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
加藤 順二 東北大学, 理学部, 教授 (80004290)
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研究分担者 |
小竹 武 東北大学, 理学部, 教授 (30004427)
小野 昭 九州大学, 教養部, 教授 (80038405)
相沢 貞一 神戸大学, 理学部, 教授 (20030760)
田辺 広城 大阪大学, 理学部, 教授 (70028083)
草野 尚 広島大学, 理学部, 教授 (70033868)
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キーワード | 常微分方程式 / 偏微分方程式 / 関数微分方程式 / 発展方程式 / 非線形問題 / 固有値問題 / 擬微分作用素 / 接続問題 |
研究概要 |
本研究は実施計画書に述べたように、[1]常微分方程式、[2]偏微分方程式、[3]両分野にまたがる研究の3つに大別し、各分野毎に様々な研究に細分される。また、応用数学等の境界領域における研究の活性化も目的として、代表者・分担者の協力と指導のもとに、研究活動・研究交流が積極的に実行され、当初の目的をほぼ順調に達成した。 研究活動は(1)総合的研究集会、(2)分担者を中心とした中規模研究集会、(3)小規模研究集会の開催、(4)各種研究集会への参加、(5)分担者会議、個人レベルでの研究交流等を行なった。(1)総合的研究集会は早稲田大学理工学部において12月20日〜22日にわたって行なわれ、[3]に関する講演5を重点において、総計14の講演が行なわれた。地方大学所属研究者の参加に配慮して、個人レベルの研究交流が有効に行なわれた。(2)中規模研究集会は、関数微分方程式と力学系(加藤順二、大山10/26-28)、偏微分方程式(上見練太郎、札幌、8/3-5)、微分方程式(北村右一(草野尚)、長崎、8/1-2)、線形と非線形(望月清、松本、10/27-29)、偏微分方程式(笠原晧司、富士市、9/4-7)応用数学における非線形性(高木泉(加藤順二)、仙台、1/25-27)、複素領城上の微分方程式(岡本和夫、神戸、10/5-9)、発展方程式(相沢貞一、倉敷、11/30-12/2)等が主として本研究のもとに行なわれた。(3)以下については述べないが、とくに、有限・無限次元力学系の日米セミナ-(増田久弥(三村昌〓、加藤順二)、京都、7/16-21)に積極的に参加して多大な成果があった。 本研究は平成2年度にも継続されるが、平成2年には ICM-90 も開催され海外からの来日研究者の数も多く見込まれること、境界領域を重視する立場から、平成2年度は(2)、(3)、(4)を主として研究計画をすすめたい。
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