研究課題/領域番号 |
01302011
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本間 三郎 東京大学, 原子核研究所, 教授 (10004326)
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研究分担者 |
山本 祐靖 東京大学, 理学部, 教授 (20011645)
政池 明 京都大学, 理学部, 教授 (40022587)
早野 龍五 東京大学, 理学部, 助教授 (30126148)
橋本 治 東京大学, 原子核研究所, 助教授 (50092292)
中井 浩二 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (40028155)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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キーワード | パイ中間子原子核反応 / パイ中間子 / 中間エネルギー原子核実験 / Pion Beams |
研究概要 |
本研究の目的は、パイ中間子、K中間子等をプローブとして原子核深部を調べるための実験計画を立案することにある。 この目的のための実験装置として、東京大学原子核研究所は、高分解能広立体角超伝導スペクトロメーター(SKS)を建設し、高エネルギー物理学研究所(KEK)陽子シンクロトロン(PS)実験室に設置した。本研究は、全国の中間エネルギー物理研究者による研究会、ワークショップ、SKSユーザーの会を3年間にわたり毎年開催し、KEK-PSにおける中間エネルギー原子核研究の実験計画立案の作業を行った。そして、その結果、 1 パイ中間子の各種原子核による弾性散乱 2 重いラムダ原子核のスペクトロスコピー という2つの研究をKEK-PSにおける実験プロポーザルの形にまとめあげ、実験グループの組織化を行った。この2つのプロポーザルはKEK-PSの実験課題採択委員会で承認され、実施に移されることとなった。 こうしたSKSを用いた原子核研究に加えて、K中間子の稀崩壊現象の研究、パイ中間子の原子核による吸収過程の研究、ハイパー核における偏極現象の研究等についての研究会、ワークショップも開催し、わが国の中間エネルギー領域の原子核研究の方向付けと研究者層の組織化を行った。
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