研究課題/領域番号 |
01302021
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
中島 春彦 東京農工大学, 農学部, 教授 (30011133)
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研究分担者 |
根岸 勝雄 日本女子大学, 家政学部, 教授 (80013093)
八田 一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (70016070)
美宅 成樹 東京農工大学, 工学部, 助教授 (10107542)
岡野 光治 東京大学, 工学部, 教授 (60010716)
野村 浩康 名古屋大学, 工学部, 教授 (50023081)
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キーワード | 超音波 / 高分子 / 緩和 / ずり粘性率 / 液晶 / 生体組織 / 音速 / デ-タベ-ス |
研究概要 |
<ハ-ドの標準化>___ー 初年度、現在各研究室で使用されている超音波音速吸収係数測定用ハ-ドウェアの性能と適用限界、相互の接続の可能性を検討したが、これらの評価を基に超音波セルの大きさ、形状、温度制御方法などを統一した。とくにエレクトロニクスのうち既成品で置換できる部分を抽出し、スペクトラムアナライザ-やネットワ-クアナライザ-等の汎用機器の導入を積極的に行った。その結果従来広く用いられてきたパルス法の代わりに連続波を用いた方法、つまり5MHz以下に於けるコンケ-ブ共鳴法、10MHzから300MHzまでの3層構造を持つ共鳴法および100MHzから2GHzまでのブラッグ反射法等が標準的な測定法となりつつある状況となった。 <ソフトマテリアル試料の測定>___ー 既に研究が進んでいる下記の20種類を標準試料とし各試料の測定結果を研究班会議で種々な角度から検討を加えた。即ち単純液体、2成分系としてトルエン、シクロヘキサンーニトロベンゼン系など5種(高木、田中)、高分子試料としてポリスチレンーシクロヘキサン系など4種(増田、野村、中島)、液晶として8CBなど3種(岡野)、ミセル膜系としてDTAB、DPPCなど4種(美宅)、生体物質としてカエルの骨格筋など2種(八田)等に関してである。 <デ-タベ-スの性格に関する再検討>___ー 初年度提案されたデ-タベ-スでは主に超音波デ-タの生の数値のみを主な内容としたが、当該分野の学術論文は非常に広い種類の雑誌に分散して掲載されていることに鑑み、CASの部分集合的な性格をも併せ持たせることで方向を修正した。
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