研究課題/領域番号 |
01302028
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大宮司 久明 東北大学, 工学部, 教授 (70005239)
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研究分担者 |
梶島 岳夫 大阪大学, 工学部, 講師 (30185772)
井小萩 利明 東北大学, 工学部, 助教授 (90091652)
井上 雅弘 九州大学, 工学部, 教授 (90037903)
三宅 裕 大阪大学, 工学部, 教授 (50029005)
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キーワード | 乱流モデル / 調査研究 / 数値流体力学 / 現象論モデル / LES / 直接シミュレ-ション / 乱流の組織構造 |
研究概要 |
交付申請書の本年度研究実施計画にもとずき、下記の4回の研究会を開催し、研究打合わせと調査研究の中間報告が行われた。 第5回研究会 平成2年5月31日 東大生産技術研究所 第6回研究会 平成2年8月23日 同上 第7回研究会 平成2年11月17日 大阪大学基礎工学部 第8回研究会 平成3年3月7日 東大生産技術研究所 また平成2年12月20日〜22日に中央大学理工学部で開催された第4回数値流体力学シンポジウムに多数参加し、乱流関係16件の講演のうち9件の発表を行った。また平成3年3月8日に東京大学生産技術研究所で開催された第6回生研NSTシンポジウムにも多数参加し、10件の講演のうち8件の発表を行った。 本年度は前年度設定された5つの共同研究テ-マのうち、特に「複雑な壁乱流」と「圧縮性乱流」の調査・研究に重点が置かれた。従来の等方性渦粘性モデルにかわり、壁面せん断乱流に特徴的な非等方性を表現できる乱流モデルの提案・検証が試みられた。また、自動車のまわりの流れに対して実用的な乱流解析も行われた。一方圧縮性乱流に対しては、その数値スキ-ムの成熟度に比べ、圧縮性乱流モデルの開発はかなり遅れていたが、密度変動を考慮したSGS(サブグリッドスケ-ル)モデルが提案され、圧縮性境界層と衝撃波の干渉などの問題に応用されていくことが期待できる。 研究会で中間報告のあったテ-マは、1.コリオリ場における境界層の不安定性、2.自動車まわりの乱流解析におけるモデル・数値解析の比較、3.レイノルズ応力の代数表示、4.粗面境界層および壁噴流にみられる乱流構造、5.スペクトラル法による乱流解析、6.渦法による乱流解析、7.遷音速流れの非定常ナビエ・スト-クス解析と乱流モデル、8.非圧縮および圧縮性乱流のサブグリッドスケ-ルモデリング。
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