研究課題/領域番号 |
01302031
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
中田 高義 岡山大学, 工学部, 教授 (50032925)
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研究分担者 |
藤原 耕二 岡山大学, 工学部, 助手 (20190093)
高橋 則雄 岡山大学, 工学部, 助教授 (40108121)
守末 利弥 名古屋大学, 工学部, 教授 (10157894)
中前 栄八郎 広島大学, 工学部, 教授 (40034384)
小貫 夫 早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063428)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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キーワード | 三次元解析法 / 渦電流 / 検証モデル / 有限要素法 / 境界要素法 |
研究概要 |
各種の三次元渦電流場数値解析法のソフトウェアの開発並びに問題点の検討を行うとともに、磁界解析検証用標準モデルの磁束及び渦電流分布を解析し、測定値との比較を行った。本研究の成果を要約すれば、以下のようになる。 1.各種解法の問題点の検討並びにソフトウェアの開発 (1)有限要素法を用いた各種解法(Аーφ法、АーφーΩ法、TーΩ法)の定式化並びに問題点の検討を行った。 (2)辺要素を用いた各種解法の検討を行い、節点要素よりも計算時間の短縮できることを示した。 (3)Аーφ法におけるゲ-ジ条件、並びにgradφについて検討した。 (4)スカラ-ポテンシャルを用いた境界要素法や、有限要素法と境界要素法の併用法(HーΩ法)の計算精度、並びの表面磁荷法の渦電流問題への拡張について検討した。 (5)異方性材料の任意方向の磁気特性表示法の検討を行った。 (6)アクチュエ-タ等の、運動を伴う、いわゆる連成問題の三次元過渡解析法の検討を行った。 2.検証モデルの磁束及び渦電流分布の解析並びに測定結果との結果との比較 検証モデルの三次元磁界及び渦電流分布を各種解析法を用いて計算し、計算時間や記憶容量の比較を行った。解析に必要な膨大なデ-タの入力、解析結果の出力は、三次元プリ及びポストプロセッサを利用して行った。 渦電流分布の精度よい測定が可能な改良プロ-プ法を考察し、磁界及びうず電流分布の精度よい測定システムを構築して、検証モデルの三次元磁界及び渦電流分布の測定を行い、解析結果と比較的よく一致することを示した。
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