研究分担者 |
山口 宏樹 埼玉大学, 工学部, 教授 (50134474)
依田 照彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70112993)
藤野 陽三 東京大学, 工学部, 助教授 (20111560)
長谷川 彰夫 東京大学, 工学部, 教授 (50024360)
西野 文雄 東京大学, 工学部, 教授 (90010777)
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研究概要 |
(1)フレキシブル構造物のアクティブコントロ-ルケ-ブルを例にとり,その振動制御法として, ケ-ブル張力法を考え,研究を行った。これはパラメトリック振動を逆に利用したものであり,小さい力で確実にケ-ブル振動をおさえられる利点がある。最適コントロ-ルのアルゴリズムについて解析的な立場から検討を行った。 また、実験的検証のために、ケ-ブル・桁糸小型模型を用いた実験の準備をすすめた実験は平成2年3月より開始する予定である。 (2)有限回転を伴う空間曲線充実棒部材の動的解析 宇宙構造物の構造エレメントの一つである空間曲線充実棒部材を対象に、その運動方程式を有限要素法により定式化した。 (3)線形多自由度系のパラメ-タ同定 線形多自由度系の固有振動数,モ-ド減衰の固定法を自由振動応答から求める手法を開発した。基本的には,時間領域での最小二乗法によるパラメ-タ決定である。数値シミュレ-ション,実デ-タへの適用を行ない,2の固有振動数が近接していても総じて精度の高いことが明らかにされた。
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