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1989 年度 実績報告書

沿岸域環境の都市的利用と保全に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01302050
研究機関神戸大学

研究代表者

塩崎 賢明  神戸大学, 工学部, 助教授 (20127369)

研究分担者 植田 和弘  京都大学, 経済学部, 助教授 (20144397)
松岡 俊二  広島大学, 総合科学部, 講師 (00211566)
樫原 正澄  大阪府立大学, 農学部, 助手 (20128763)
遠州 尋美  神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (30168819)
重森 暁  大阪経済大学, 経済学部, 教授 (70036581)
キーワード沿岸域 / 居住環境 / 海上都市 / 生活施設 / 市民的利用 / 海上公園 / 東京湾 / 大阪湾
研究概要

平成元年度においては東京湾岸における海上公園に隣接する住宅団地(八潮パークタウン)の調査を行なった。この調査は、都市の沿岸域空間のひとつの主要な利用形態である都市的利用(住宅・学校・購買・医療・地域サービス等)について、その今日的形態が如何なる意味をもつものか評価しようとしたものである。また、団地住民の意識を通して、隣接する海上公園の評価をも試みた。具体的には、平成元年7月、東京都品川区の八潮パークタウン(入居戸数5253戸)の住民に対してアンケート調査を行なった。調査はアンケート用紙を配布し、居住者(おおむね主婦)に記入してもらった後回収する方式で、配布数897、回収数835、回収率93%であった。調査の結果、八潮パークタウンにおいても、交通、買物、医療施設等の生活施設に関して多くの問題点が存在することが明らかとなった。しかしながら、居住者の団地に対する総合的な評価は高く、また、転居志向をもつものも神戸ポ-ーアイランドや大阪南港ポートタウンに比較して少ない。先の生活施設に対する評価も、買物を除いて他は大阪湾の場合よりも評価が高い。さらに、海へのアクセスや緑地・公園等についても京浜運河や大井埠頭中央海浜公園などが近くに立地することから評価が高くなっている。ただ、総合評価や転居志向等にみられる傾向は、近年の地価高騰による影響がどの程度関係しているかがひとつの問題点である。
次年度については沿岸域の市民的利用形態のひとつの典型であるオープンスペースをとりあげ、東京都海上公園、西宮市甲子園浜、福岡市海ノ中道公園等を対象に調査研究を行なう。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 塩崎賢明: "海上都市の居住環境に関する研究(その1)-品川区八潮パークタウンにおけるケーススタディ-" 日本建築学会近畿支部研究報告集. (1990)

  • [文献書誌] 塩崎賢明: "海上都市の居住環境に関する研究(その2)-大阪湾と東京湾における比較-" 日本建築学会近畿支部研究報告集. (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2013-07-17  

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