研究分担者 |
前川 勝朗 山形大学, 農学部, 助教授 (40007076)
松下 玄 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80024529)
田中 雅史 三重大学, 生物資源学部, 教授 (20024565)
川越 信清 弘前大学, 農学部, 助教授 (00003434)
久保 成隆 東京大学, 農学部, 助手 (40134506)
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研究概要 |
本研究班の研究打合せ会を平成2年7月26日に名古屋市における農業土木学会全国大会の昼食時に開催した。続いて、7月29〜31日の間に利根川水系について「広域水利施設の環境変化」をテ-マに現地検討会を実施し、主に、上・中流域の利水環境に関わる有益な知見を得ることができた。本研究組織は、水源,取水及び送水のサブテ-マを設けており、各分担者の研究成果を以下にまとめる。 1).水源施設における水質制御を目的として、ダム湖の堆砂及び濁水化の解析(久保),感潮河川の塩水遡上フロントの現地調査解析(大橋),淡塩水貯水場における吹送流と成層変化過程の解明(森,加藤)が実施され、それらの成果が発表された。 2).取水施設の機能向上を目的とした、渓流取水工の模型実験による検討(山本,秋吉),頭首工の下流域の堆砂機構や水勢特性の実験的な検討(三輪,川越)が実施され、成果も公表された。 3).送水施設の水環境対策を目的とした騒音発生機構の実験的解析(松下),河川水流の円滑化に関する検討(前川),流水内部の可視化に関する実用的解析手法の究明(田中),排水路内の植生と通水能及び水質浄化に関する実験(板垣)等が実施された。 以上の各項の研究について、本年度の成果が多数発表された。また、各研究者ごとの実験及び観測が本格的に実施され、最終年における成果のとりまとめの準備が遂行されている。従って、次年度の研究集会では各個の研究成果に対する総括的な検討会と印刷刊行に関するまとめ方を十分に実施する。
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