研究分担者 |
田中 雅史 三重大学, 生物資源学部, 教授 (20024565)
山本 光男 明治大学, 農学部, 教授 (70015618)
三輪 弌 岩手大学, 農学部, 助教授 (30107180)
加藤 治 佐賀大学, 農学部, 教授 (40038295)
森 健 九州大学, 農学部, 助手 (50117272)
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研究概要 |
本研究班の研究打合せ会を平成3年7月18日に高知市における農業土木学会全国大会の昼食時に開催した。続いて、10月2〜4日の間に豊川用水を中心に「広域水利施設の環境変化」をテ-マに現地検討会を実施し、主として取水・送水施設の水利環境に関わる有益な知見を得ることができた。本研究組織は次のサブテ-マを設けており各成果をまとめる。 1)、水源施設における水質制御を目的としてダム貯水池の水質予測に関する解析(久保),感潮河川の塩水遡上フロントの現地調査解析(大橋),吹送流による2成層流場の塩分輸送機構の解析(森,加藤)が実施され、各成果が発表された。 2)、取水施設の機能向上を目的として、渓流河川における取水方式と浮遊物除去に関する研究(山本,秋吉),頭首工における堆砂の予防対策の研究(三輪),階段式護床工の水理特性の研究(川越),が実施され、成果も公表された。 3)、送水施設の水環境対策を目的として、落差工や急流工の流れから発生する騒音特性の研究(前川),減勢池の水位変動や脈動流の変動解析(田中),水路内の曝気作用や水質変化の研究(板垣,田中)等が実施され、学会公表を経て、成果の公表を準備している。 最終年の目標として共通課題「水利環境変化」に関する研究成果がまとめられ、総合的な知見の整理検討結果(大橋,田中、秋吉)と焦点を絞った各個研究(前川,森,加藤,三輪)の成果が得られたので、これらは最終報告書の第I部に編集し印刷公表する。この他の各分担者の研究成果16編を含めて、第II,III部の合計211ペ-ジの最終報告書が印刷刊行できた。
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