研究分担者 |
末満 英俊 京都大学, 工学部, 助手 (90026063)
八井 浄 長岡技術科学大学, 教授 (80029454)
山部 長兵衛 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30093082)
石井 彰三 東京工業大学, 工学部, 教授 (40016655)
秋山 秀典 熊本大学, 工学部, 助教授 (50126827)
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研究概要 |
平成2年度は平成元年度の研究を更に発展させると共に、(1)高速大電流制御技術の開発、(2)超高速パルスパワ-技術、新型ダイオ-ドの開発、(3)大容量コンデンサ-バンク電源の高効率化,低ジッタ-化,(4)ピンチプラズマ圧縮に伴うメガガウス磁場の研究,(5)高温プラズマにより発生するVUV,X線応用の研究,(6)電流波形制御及び高気圧ガスによるプラズマ安定化の研究,(7)プラズマフォ-カス増殖炉の研究,(8)高時間,高空間分解計測技術の開発を推進した。 誘導性エネルギ-蓄積方式パルスパワ-発生装置は、従来の方式と比較してけた違いにコンパクトで軽量である。しかし単発動作という欠点があるので、今年度は高繰り返し可能なパルスパワ-発生装置の予備実験を行った。 Zピンチ形式では細線ピンチ,真空スパ-ク,導電性薄膜ライナ-圧縮により高エネルギ-密度プラズマを発生させた。PINダイオ-ド、結晶分光器による計測から20価以上の多価電離状態のプラズマ物性を明かにし,X線ダイオ-ドを用いたX線スペクトルの時間変化を連続的に求める手法を確立し,電磁流体コ-ドと原子過程コ-ドを組み合わせた計算機シミュレ-ションにより理論解析が可能となった。 コロナ放電を予備電離に用いたTEAーN_2レ-ザ-およびKrFレ-ザ-の特性,レ-ザ-プラズマを用いたレ-ザ-光電気直接変換器の実験において多段式イオンコレクタ-を採用することにより変換効率を向上させることができた。 計測技術開発では20ー500A^^°域のスペクトルの観測が可能で,検出器としてMCP及び半導体アレイを使用した多チャンネル斜入射型分光器を製作したが更に0.1μs程度まで時間分解能を改良する必要がある。
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