研究分担者 |
山下 律也 京都大学, 農学部, 名誉教授
村瀬 治比古 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20137243)
毛利 建太郎 岡山大学, 農学部, 教授 (20081531)
藤浦 建史 島根大学, 農学部, 助教授 (00026585)
岡本 嗣男 東京大学, 農学部, 助教授 (40031215)
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研究概要 |
近年,農業の新しい展開として,植物培養,ハイテク画像処理技術の応用による農産物の品質向上と省力化,及び米の品質向上と食味の問題がクロ-ズアップされて来ている。 しかし,これらの利用技術の確立を計るには,これらに関する農産物の物性を明らかにすることが不可欠である。このニ-ドに答えることが本研究であり,初年度の計画目標は概ね達成することができた。 ここに研究成果の主なものを上げる。 (1) 米の食味とそれに関する物性値の関係を,乾燥から精日にわたって明らかにすることができた。 (2) 培養植物の成長計測を電気的,磁気的方法により計測の可能性を明らかにした。 (3) トマトの製果の特性を水ポテンシャルの計測により明らかにした。 (4) カキのタンニンの測定法を体系化し,カキの糖分の測定方法を明確にした。 (5) 青果物の分光分析法による内部成分の評価方法及び損傷果の分光特性を明らかにし,画像処理展開への基礎的資料を示した。 (6) 青果物の画像処理特性及び視覚的画像処理による色,形状の認識方法を確立した。 (7) 青果物の音の伝達特性により,内部品質と評価する方法を明らかにした。 これらの結果は,農産物性研究第4集としてまとめ,発行する予定である。
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