研究課題/領域番号 |
01304030
|
研究機関 | 名古屋市立大学看護短期大学部 |
研究代表者 |
高橋 禮子 名古屋市立大学看護短期大学部, 看護学科, 教授 (90079989)
|
研究分担者 |
神奈木 玲児 京都大学, 医学部, 講師 (80161389)
中島 泉 名古屋大学, 医学部, 教授 (40022826)
石原 英子 名古屋市立大学, 薬学部, 助教授 (90080192)
荒田 洋治 東京大学, 薬学部, 教授 (40011499)
林 恭三 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (00029935)
|
キーワード | 複合糖質 / 糖鎖構造 / 糖鎖と病態 |
研究概要 |
研究は大きく以下の3グル-プに分れて実施した。総合プランとしてグル-プI,IIを主軸とし、グル-プIIIで得られた情報をもってグル-プI,IIの活動をバックアップしその促進をはかった。 グル-プI:腫瘍細胞あるいは生殖細胞の糖鎖抗原の解析とモノクロ-ナル抗体の作製。 癌細胞の抗体の網羅と硫酸化糖鎖に対応するモノクロ-ナル抗体、オリゴ糖と脂質の結合(神奈木)、胃癌・大腸癌の糖鎖抗原の解析とモノクロ-ナル抗体(山口)、ヒト腺ガンの糖鎖抗原(YH206)とそのモノクロ-ナル抗体、CEA糖鎖を認識するMoAbに対する抗イディオタイプ抗体(今井)、精子表面の糖鎖抗原とモノクロ-ナル抗体(辻)。 *糖鎖抗原の解析から、モノクロ-ナルの作成に進み、その臨床的応用をめざす。 グル-プII:各細胞の膜系糖鎖の構造の多様性とその機能および病態的意義 マウス小腸粘膜の糖鎖の多様性(小沢)、シビレエイ電気器官のニコチン性アセチルコリン受容体の糖鎖(林)、マウスリンパ組織からの免疫系細胞の膜の抗原タンパク質の糖鎖(中島)、神経系細胞特にシナプスの糖鎖(黒田)。 *グル-プIIIの開発した糖鎖解析法を応用して糖鎖を同定した後、その多様性の病態的意義を研究した。 グル-プIII:複合糖鎖の微量かつ簡単な構造解析法を開発し ^1HーNMRによるそのデ-タを蓄積した。特にシアル酸をもつオリゴ糖の分析法を研究した(荒田、高橋、石原)。 *グル-プIおよびIIの班員のニ-ズに答えて糖鎖構造解析法の高度な完成をめざした。
|