研究分担者 |
飯塚 幸子 実践女子大学, 家政学部, 教授 (40052617)
奥窪 朝子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50030416)
田口 秀子 福島大学, 教育学部, 教授 (80049981)
田村 照子 文化女子大学, 家政学部, 教授 (30060817)
大野 静枝 日本女子大学, 家政学部, 教授 (70060605)
|
研究概要 |
"健康・快適"をキャッチフレ-ズとして,様々な特殊機能を付記していることを誇大ではなかろうかと疑われる表示と広告で示した衣料品が,広く宣伝販売されている。これらの衣料品について,平成元年度に実態調査で明らかにした広告の実態が,果して表示通りの機能を有しているかどうかを,また人体生理に与える影響を実験室及びフィ-ルドにおける着用実験をおこなった。すなわち,登倉はウォタ-ベットの性能評価を実験検討し,ウォタ-ベッド使用時には通常のベッド使用時よりも深い睡眠が得られるが,水温の設定には注意を要することをことを報告し,飯塚は睡眠実験によって,特殊機能を付記した部位別温度制御可能電気毛布の問題点をあげ、伊藤は拘束衣服の着心地と整容効果は数gf/cm^2の被服圧で変化することを,大野は女子大生約50名について,サポ-トタイプパンストの使用実態,着用感のアンケ-ト調査結果と,市販のサポ-トタイプパンストを収集分類して10種を選んで行った着用実験の結果を,奥窪は成人女子被験者及び発汗マネキンによるサウナス-ツ着用実験の結果をス-ツ下に着用する肌着素材及び発汗量レベルとの関連において,田村は,パンストによる過度の身体圧迫は血流を抑制することを,田口は健康サンダルには明確な仕様書や品質表示がないこと,またサンダル底面の刺激点と使用者の土踏まずとの適合性は個人差が大きいことを,栃原は-5℃の人工気候室内で一般のスキ-ウエアと,特殊加工し保温性に優れると称しているスキ-ウェア-とを着用した実験結果を,緑川は冬期に寒冷環境において特殊下半身加温用足温器を着装した場合にはそれを着装しない場合よりも作業能率の低下が少なくなることを,中谷は衛生加工は洗濯によリその効力が失われることなどを,綿貫はハイサポ-ト型パンテイストッキングを着用すると心臓への静脈還流量が増し血行が改善された可能性があることを報告した。
|