研究課題
生涯学習カリキュラムの重要な分野として、自然環境・社会環境・衣食住環境をとりあげて検討した。環境情報科学の主な項目の整理を行い体系分類をした。研究分担者がそれぞれの専門分野と周辺領域について環境問題を整理したことにより、学際的に全ての分野にわたることができた。これを11月及び12月初旬の個別打合せを総会で検討した。1月中には環境問題の項目を整理した。(資料I)。これを基に分担者がそれぞれの分野で、中・高校生のための解説書を執筆することを決め、記述方法及び内容について打ち合わせ、平成2年末までに書き上げることとした。この間、分担者間で打ち合わせ、デ-タの収集のため相互に日程調整して、分担者相互訪問して検討した。生涯学習カリキュラムの市町村の実施状況は関係官庁から提供され、新聞社・放送関係の教養講座内容は直接担当者から状況説明をうけた。大学公開講座開講状況は長期実践のある大学の担当者の意見を聴取し、カリキュラム一覧をまとめた。自然環境問題に関する講演(沼田)では、直接聴講者からの問題提供をうけ、生涯学習・社会教育における啓蒙の仕方とその内容の難易度について考察することができた。また、野外観察実習として、釧路湿原周辺の環境問題についてガイドを行ない、参加者の関心と理解について観察し、その方法を考察した。結果報告のまとめとしての研究発表は平成2年度の学会発表後とし、資料収集のために、印刷等の経費の変更をし、旅費・その他へ移して調査費を使用した。生涯学習の問題点として、高齢者・向高齢者の環境教育カリキュラム編成及び婦人教養に関係するカリキュラム編成で、今後、この年代層の学習傾向について十分に検討する必要がある。
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