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1989 年度 実績報告書

地球中心核

研究課題

研究課題/領域番号 01306030
研究機関東京大学

研究代表者

行武 毅  東京大学, 地震研究所, 教授 (90012898)

研究分担者 本蔵 義守  東京工業大学, 理学部, 助教授 (00114637)
深尾 良夫  名古屋大学, 理学部, 教授 (10022708)
井田 喜明  東京大学, 地震研究所, 教授 (30013535)
熊沢 峰夫  東京大学, 理学部, 教授 (60022571)
浜野 洋三  東京大学, 理学部, 教授 (90011709)
キーワード重点領域研究 / 地球中心核 / 総括班 / 計画研究 / 地球惑星科学 / 地球 / ニュ-スレタ-
研究概要

本研究の目的は、平成2年度から始まることになっている重点領域研究「地球中心核」を、開始当初から円滑に運営するための、総括班による具体的方針の策定にある。
本研究において、この目的のために総括班会議を頻繁に開き、領域代表者を中心に今後の研究推進方針をまとめてきた。本年度は準備期間ではあるとはいえ、すでにかなりの研究体制が整っていることから、とりあえずシンポジウムを開催することとし、予定されている計画研究以外にどのような研究が考えられるかを、全国の研究者に呼びかけることによって、広くサ-ベイすることとした。予定通り、平成2年1月19、20日の2日間にわたって第2回地球中心核シンポジウムを開催した。合計37編の発表があり、この中にはユニ-クな計画もいくつかあった。また、これまでの研究のレビュ-を通して新たな研究発展を展望する報告もあり、全般に非常に活発であった。この場の議論を通して、地球中心核の本格的研究に向け、研究方針がより具体化した。このことは、いますぐにでも重点領域研究に着手できる体制にあることを意味し、予定通りの成果があがったといえる。
本研究において、以前に行った第1回シンポジウムの成果報告書をとりまとめ、雑誌「地球」の号外として刊行した。平成2年4月には地球惑星科学関連合同学会を機に、第3回シンポジウムを企画しており、第2回シンポジウムと併せて、その成果をまとめて刊行する予定にしている。
また総括班では、本重点領域研究の機関誌としてのニュ-スレタ-の発行を企画し、平成2年1月にNo.1を発行した。外国で開かれたワ-クショップの紹介や、わが国の若手研究者による最新の研究成果の紹介などを載せている。
このように、本総合研究により、平成2年度初頭から重点領域研究を円滑に開始するという目的は十分に達成することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Y.Yokoyama: "Calculation of Induced Modes of Magnetic Field in the Geodynamo Problem" J.Geomag.Geoelectr.41. 421-442 (1989)

  • [文献書誌] 行武毅: "概論:地球核心部の研究について" 地球(号外). 2. 3-5 (1989)

  • [文献書誌] Y.Yokoyama: "Three Processes of Inducing the Steady Poloidal Field in the Earth's Core" J.Geomag.Geoelectr.42. 93-108 (1990)

  • [文献書誌] Y.Fukao: "Core Modes of the Earth's Free Oscillations and Structure of the Inner Core" Geophys.Res.Lett.16. 401-404 (1989)

  • [文献書誌] 小林雅夫: "反ニュ-トリノを用いた地球内部探査の可能性ー反ニュ-トリノでコアはみえるか?ー" 地球(号外). 2. 28-33 (1989)

  • [文献書誌] M.Matsushima: "Large-Scale Fluid Motion in the Earth's Outer Core Estimated from Non-Dipole Magnetic Field Data" J.Geomag.Geoelectr.41. 963-1000 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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