研究課題/領域番号 |
01410001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北川 東子 東京大学, 教養学部, 助教授 (40177829)
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研究分担者 |
大石 紀一郎 東京大学, 教養学部, 講師 (30194070)
足立 信彦 東京大学, 教養学部, 助教授 (10175888)
相沢 隆 東京大学, 教養学部, 助教授 (40202444)
岩村 行雄 東京大学, 教養学部, 教授 (30012438)
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キーワード | デ-タベ-ス / OCR(光学自動読取装置) / 検索システム / テキスト分析 / パ-ソナル・コンピュ-タ |
研究概要 |
平成2年度は以下の3つのテ-マについて研究を行なった。 1.デ-タベ-スの作成: ニ-チェおよびディルタイ全集に関する自動読取装置によるデ-タベ-スの作成を継続した。 2.デ-タベ-ス作成上の技術的な問題の解決: 平成2年度も上記二全集の読取を行ないながら、技術的な諸問題の総合的かつ具体的なチェックと、その処理を試みたが、ハ-ド的、ソフト的にさまざまな予期せぬ難点が新たに生じ、元年度に作成したデ-タベ-スに関してもその形式および検索システムなどの基本的な再検討を行なわざるをえなかった。しかし、なおいくつかの小さな問題が残されているものの、この作業によって一応すべての問題が解決し、今後の人文科学関係の一般的かつ本格的なデ-タ・ベ-スの作成とそれに基づく人文科学における新しいテキスト分析の方法の確立に向けての基礎が最終的に築かれたと考えられる。なお研究分担者の一人である麻生が、在独中にドイツにおけるデ-タベ-ス構築作業の実体の把握と、若干の情報交換を試みた。 3.ケ-ス・スタディ-の実行: 未完成なデ-タベ-スと検索システムを改良しながら使用し、試験的な索引作成およびいくつかの小規模のケ-ス・スタディ-を行ない、本格的な作業のノ-・ハウを蓄積した。
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