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1989 年度 実績報告書

コンピュ-タ-とビデオの利用による外国語教育再編成の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 01410020
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 博  東京大学, 教養学部, 教授 (20009012)

研究分担者 大山 玄  ATR視聴覚機構研究所, 主任研究員
桐谷 滋  東京大学, 医学部・音声言語医学研究施設, 教授
高山 一郎  東京大学, 教養学部, 助教授
竹内 信夫  東京大学, 教養学部, 助教授
吉島 茂  東京大学, 教養学部, 教授 (50011309)
キーワードイントネ-ション / テキストデ-タ-ベ-ス / コンピュ-タ-
研究概要

主要三研究部門について
1.イントネ-ション訓練装置の有効性;米語の基本的な12のイントネ-ションパタ-ンをそれぞれ異った英文に対し、米人に吹き込ませた録音を日本人大学生が模倣するとき、(1)録音を反復聴取して模倣するのと、本装置を利用してモデルと学習者両方のイントネ-ションを聴覚的だけでなく視覚的にも確かめ、比較しながら学習するのとで如何なる差があるかを男女3名ずつの学生について観察した。その結果、(1)聴解のみではなかなかモデルに近づかない被験者も視覚を併用すると短時間でモデルに近づける。(2)音声英語の力のある者でも音の高低の巾が米人に比して狭いが、その巾を拡げ一層モデルに近づける。(3) (1)(2)両方共指導者の適切な助言が効果的である、ことなどが判った。
2.テキストデ-タ-の処理
(1)カ-ツワイル光学読取り装置によるテキストデ-タベ-スの作成、言語別の文字・語彙上の特殊事情を克服するためのソフトの対比的研究および、インスト-ルを行った。
(2)並行してフランス語のテキスト・デ-タ-を(イ)レシェランス読取り、(ロ)ダイアクリティクスを含む文字列検索、変化語形の認識と検査を目的としたプログラムの開発。
3.テレビ・ドラマを用いたテ-プレコ-ダ-やパ-ソナルコンピュ-タ-による自習音声教材の作成。ハ-ドウェアとしては、録音テ-プとディスクを考え、既存のクロ-ズテスト作成ソフトを分析すると同時に、音声による聞き取りに適した独自のソフトの開発を試みた。台詞をネ-ティブスピ-カ-が朗読したものを素材として、内容に関する選択肢問題を主として作成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] SUZUKI,Hiroshi Kiritani,Shigeru Imamura,Hiroshi: "For the Improvement of English Intonation Leaning Systems" Annual Bulletin of RILP No.23. 59-63 (1989)

  • [文献書誌] 吉島茂: "第二次「外国語の学習に関するアンケ-ト」集計報告IIIー1988年度2年次生ー" 東京大学教養学部言語文化センタ-紀要. 10号. (1990)

  • [文献書誌] 竹内信夫: "フランス語テクストデ-タの処理プログラムの開発" 東京大学教養学部言語文化センタ-紀要.

  • [文献書誌] 吉田信夫: "AccuracyとFluencyの観点からみた大学における英語の授業ーLL授業の場合を中心に" 東京大学教養学部言語文化センタ-紀要.

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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