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1991 年度 実績報告書

直交同時2断面の可能な経食道ドプラ断層プロ-ブによる新らしい血流映像診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 01440058
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

尾本 良三  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80112647)

研究分担者 松村 誠  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (40190508)
許 俊鋭  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30153232)
横手 祐二  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10118656)
キーワードマトリックス・バイプレ-ン / バイプレ-ン映像 / リアルタイム / 経食道ドップラ心エコ-図法 / 僧帽弁逆流 / 解離性大動脈瘤 / TEEプロ-ブ / 直交同時2断面
研究概要

本年度において、本研究プロジェクトの最終目標である1個のトランスジャ-サでバイプレ-ン映像を可能とするマトリックス・バイプレ-ン経食道プロ-ブを完成し、動物実験と臨床例において、その有用性を確認した。マトリックス・プロ-ブのサイズはシングルプル-ン・プロ-ブと同じ外径13.5ミリであり、臨床使用においてプロ-ブの挿入を安全かつ容易にした。更に外径10mmの小児用マトリックス・プロ-ブをも試作し、その実用性を確認した。一方、ソフト・ウエアの面ではバイプレ-ン映像を同一画面の左右にリアルタイムでディスプレイするためのソフト(フレ-ム・バイ・フレ-ム・スイッチング)を開発した。新らしく開発されたマトリックス・プロ-ブとソフト・ウエアを併用することによって、バイプレ-ン経食道バイプレ-ン心エコ-図法は、きわめて実用性の高い、心臓病学における新らしい診断法としての地位が確立されたと認められる。このマトリックス・プロ-ブを使った新らしい方法が、弁膜病18例、解離性大動脈瘤14例の計32例で臨床使用され:(1)病変の検出までに要する時間が約3分の1に短縮され、(2)不整脈のある患者でも、正しいサイド・バイ・サイドのバイプレ-ン映像がリアルタイムで得られることが確かめられた。国内外の多くの施設において、このバイプレ-ン経食道プロ-ブの応用が開始された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] R.Omoto,S.Kyo,M.Matumura,M.Maruyama,Y.Yokote: "Future Technical Prospects in Biplane Transesophaqeal Echocadiography :Use of Adult and Pediatric Biplane Matrx Probes" Echocardiography. 8. 713-720 (1991)

  • [文献書誌] R.Omoto,S.Kyo,M.Matunura,PM.Shah,H.Adachi,Y.Yokote,Y.Kondo: "Evaluation of biplane color doppler transesophageal echocardiography in 200 consecutive patients" Circulation. 85. 1237-1247 (1992)

  • [文献書誌] 尾本 良三: "新外科学大系第1巻「手術野における術中検査:超音波検査」" 中山書店, (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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