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1989 年度 実績報告書

重症患者治療用輸液循環管理人工知能ロボットの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01440065
研究機関九州大学

研究代表者

鮎川 勝彦  九州大学, 医学部, 助手 (90193036)

研究分担者 佐多 竹良  産業医科大学, 助教授 (60128030)
キーワード重症患者管理 / 輸液ロボット / システム架台 / 人工知能 / 輸液輸注ポンプ監視 / 病態判断 / 治療法示唆 / ポンプ制御
研究概要

1.輸液ロボットの原型の試作完了
コンピュ-タ制御が可能な輸液ポンブと輸注ポンプを10数台纒めて、パ-ソナルコンピュ-タとのコミュニケ-ションが出来るシステム架台を構築し、現在市販されているポンプを搭載し、輸液ロボットの原型を作った。試運転中。
2.人口知能はプロトプログラム一部完成
(1)人口知能1:輸液・輸注ポンプの監視用プログラム
プロトタイププログラムは完成。模擬回路を使用してより分かりやすく、見やすい画面を試行錯誤で開発中。(看護婦の監視業務の補佐と仕事量の軽減、治療記録記載のより時間的正確性が目的である。)
(2)人口知能2:患者情報の収集および治療経過表作成プログラム
治療経過表作成プロトプログラム完成。新型ベッドサイドモニタ-の搬入待ちのため一時プログラム作成作業中断中。
(3)人口知能3:病態判断と経過予想プログラム
病態判断回路のプロトプログラム完成。上記プログラム作成作業中断にあわせて一時中断中。
(4)人口知能4:治療法示唆プログラム
肺不全(酸素化能障害)患者治療のフロ-チャ-ト化完了。患者の病態判断と効果的治療法の示唆(輸液、輸血、利尿剤)をプログラム中。その概要は『呼吸管理にあいまい理論の応用』で人工呼吸研究会で発表。
(5)人口知能5:ポンプのシステム制御用プログラム(隠しコマンド)
ドクタ-が血圧や脈拍、水分バランス、電解質バランスなどの治療目標を設定すれば、輸液輸注ポンプをシステム制御し、輸液や循環制御を自動的に行なう。ポンプ制御のプロトタイププログラムは完成。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 財津昭憲: "呼吸管理に「あいまい理論」の応用" 人工呼吸. 6. 75-80 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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