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1989 年度 実績報告書

社会計画の比較実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450029
研究機関中央大学

研究代表者

田野崎 昭夫  中央大学, 文学部, 教授 (90055062)

研究分担者 武川 正吾  中央大学, 文学部, 助教授 (40197281)
林 茂樹  中央大学, 文学部, 教授 (20054348)
川崎 嘉元  中央大学, 文学部, 教授 (90055228)
キーワード社会計画 / 地域社会 / 地方自治
研究概要

まず社会計画の概念についての文献的研究に着手し、社会計画が夙に社会学の古典的研究においてその実践的性格から、例えばフランスにおけるサン・シモンおよびその維承者たるオ-ギュスト・コントにおいてフランス革命以後のフランス社会の再建の課題をめぐって既に現れており社会学の成立とともに根源的な課題であることが明らかにされ、さらに近代社会の展開とその帝国主義的戦争による荒廃した社会の再建として、現代的性格のもとに問い直されることによって、例えばカ-ル・マンハイムの今次大戦後の社会の再建計画が、たんに物質的次元や制度約次元をこえて人間の価値態度における課題であることが明らかにされた。
以上の視点にたつことによって、社会計画の課題が地域社会の開発の問題をこえて社会を構成する人々の人間的な生がが実現されることを目指すことにあるべきだとの認識に立って、これを具体的に実証研究において明らかにするために、わが国の場合、戦後の国土復興の段階から逐次展開されてきた全国供合開発計画の数次にわたる実績を見直すとともに、より地域住民の生活に既応した形態として、地方自治体、とくに市町村段階における、地方自治法第2条に基づく基本構想、基本計画、さらに可能ならば実施計画について全国的な悉皆調査を実施し現在その作業が進行中である。対象数は665市、1999町、591村の合計3245市町村および他に東京の23特別区をこれに加えて実施しているものである。なおこれへの準備的な予備調査として東京都八王子市、宮城県仙台市、新潟県新潟市、および岩手県遠野市、釜石市、一関市、花泉町等においてまた特別区では東京都港区において個別的な概況調査を実施して本調査の調査票作成の参考とすることもできた。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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