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1989 年度 実績報告書

高度情報社会におけるテクノストレスと家族危機に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450032
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

島村 忠義  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (20113293)

研究分担者 馬場 茂樹  秋草学園短期大学, 福祉学科, 助教授
福島 道子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (40201743)
芦沢 正見  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (00077166)
内山 喜久雄  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (20015423)
キーワード高度情報化社会 / VDT障害 / テクノストレス / テクノ依存症 / テクノ不安症 / 家族危機
研究概要

本研究は、大型コンピュ-タ、パソコン、ファミコン等のハイテク機器普及によって出現した高度情報化社会にあって、その新しい社会類型に対応した社会病理現象としての「テクノストレス」と「家族危機」の問題に焦点をあて、東京都内の小学生の高学年、中学生、高校生、大学生及びその家族を中心に調査を実施したものである。調査の内容としては、以下の通りである。
1.ハイテク機器の所有の有無
2.テクノ不安症
3.テクノ依存症
4.家族危機
5.フエ-ス・シ-ト
調査の結果についての詳しい分析は、最終年度の「まとめ」の段階で述べるが、これらの研究によって、幾つかの知見を得ることができた。
1.テクノストレスとVDT障害の概念の明確化とその関連性
本年度の調査では、VDT障害では眼の疲労、肩こり、意欲の低下、精神的不安感等が顕著に見られた。
テクノストレス概念の中でテクノ不安症では、「コンピュ-タに接触する頭痛がする」と感じる学生が多い。テクノ依存症では「時間の喪失感」の割合が多い。
2.家族危機とテクノストレスの関連では、夫婦関係や親子関係の危機的状況が子どものテクノストレス(特に、逃避型としての時間喪失タイプ)に強く影響を与えている。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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