研究概要 |
本年度は,高度情報社会におけるテクノストレスの発生の有無と家族危機の観点から,既存の文献資料と共に,総合的に分析を行い,報告書を作成する。 報告書の構成内容は,平成元年度,東京都内のコンピュ-タ会社に勤務するプログラマ-,SE,キ-パンチャ-等について調査した結果をもとに,テクノストレスを構成するテクノ不安症,テクノ依存症の有無と家族危機仮説の関連性を統計的手法の一つである多変量解析等を用いて分析し,まとめている段階である。また,平成2年度に実施した小学生高学年,中学生,コンピュ-タ専門学校の学生,4年制大学工学部の学生の調査結果をもとに,テクノ依存症の発生の有無と家族危機の影響について,多変量解析を用いた総合的な分析をし,まとめている段階である。報告書の具体的構成は以下の通りである。 1.はじめに 2.研究の目的と方法 3.家族危機理論とテクノストレス概念 4.家族危機とテクノ不安症 5.家族危機とテクノ依存症 6.家族危機とVDT障害 7.まとめ
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