研究概要 |
科学研究費の決定が11月、費用の交付が12月ということで、時間的余裕が全くなく、したがって本年度の実績報告は現在デ-タ収集を行いつつある現状に鑑み、その計画と実施について報告することをもって替えたいと思います。 先ずテ-マの地域歯科医療に対する歯科医師の意識と診療状況の実態を知るため、本年度は大都市の歯科医師を対象として、特に地域的バランスをも考慮し、東京都、愛知県、大阪府の歯科医師会所属の歯科医師を選び、それぞれ1/5の無作為単純抽出によりサンプルを選定した。その調査を実施するに当って、その主旨を理解してもらい、回収率を上げるために各都市の歯科医師会と接渉し、各理事会の協力方をお願いした。幸にして各都市の歯科医師会から好意的な返答をもらい、協力を得ることができることになりました。このような状況の下で時間的制約の中で、先ず1989年12月に東京都のサンプリングを行ない、所属会員数7,760から1,525ののサンプルを選定し、アンケ-ト調査票を郵送した。さらに愛知県と大阪府については、愛知県の564サンプル、大阪府の968サンプルについて同じく郵送を終え、回収を行うばかりとなった。今後はこの回収結果の集計分析が次の課題となっている。なお、実施した調査票を提出しておく。
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