研究課題/領域番号 |
01450041
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小島 弘道 筑波大学, 教育学系, 助教授 (80030584)
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研究分担者 |
朴 聖雨 筑波大学, 教育学系, 助教授 (40181052)
門脇 厚司 筑波大学, 教育学系, 助教授 (80015924)
下村 哲夫 筑波大学, 教育学系, 教授 (20035877)
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キーワード | 校長像 / 役割期待 / 校長職 / リ-ダ-シップ行動 / 資質能力 / 選考制度 |
研究概要 |
前年度から継続して、アメリカにおける先行研究および心理学の文献をも含めた日本の先行研究をもとに、校長像の類型化および校長に対する役割期待の類型化に関する理論的研究を進めた。その後、これらの理論的研究にもとづいて、校長像の類型化に関する仮説を設定し、調査の枠組みづくりを行った。11月には、異なったタイプ(3タイプ)の管理職選考を実施している6県を選び、各県の小・中・高等学校(小・中は任意抽出、高校は悉皆)の校長・教頭・教員に対して、校長職に関する調査を実施した(調査票は〔校長先生用〕と〔校長先生以外の先生用〕の2種類)。調査内容は、学校の経営様式、校長の経営行動スタイル、校長の力量形成時期およびキャリア、校長の選考方法に対する認識、制度改革に関する認識などである。その結果、各県とも1月までの回収率は60%以上に及んだ。 現在は、この調査によって得られたデ-タの整理および分析を進めており、さらにデ-タ解釈のために、本調査の枠組みにもとづいて、改めて先行研究の整理を行い、本調査研究の位置づけの確認を行っている。また、調査研究の整理と並行して、前々年度に行った外国研究をさらに発展させており、さらに日本における戦後の校長像を対象とする歴史研究も進めている。 今後は、6月に開かれる日本教育経営学会において、今回の調査研究の成果を中心とした発表を行う予定である。
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