研究課題/領域番号 |
01450044
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柴野 昌山 京都大学, 教育学部, 教授 (40025101)
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研究分担者 |
坂野 登 京都大学, 教育学部, 教授 (80025105)
和田 修二 京都大学, 教育学部, 教授 (50025102)
稲葉 宏雄 京都大学, 教育学部, 教授 (10025108)
小林 哲也 京都大学, 教育学部, 教授 (90025114)
中川 久定 京都大学, 文学部, 教授 (20023559)
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キーワード | ナショナル・アイデンティティ- / 国際化 / ナショナリズム / パトリオティズム / 帰国子女教育 / 箱庭 |
研究概要 |
本年度の研究目標は、第一に問題の設定と調査研究事項の確定であった。まず、研究代表者と研究分担者を「概念規定研究班」「国際比較研究班」「デ-タ-ベ-ス作成班」の3つに分け、それぞれの班ごとに3年度にわたる研究の見通しについて検討した。 研究目標の第二は、「パ-トリ-(パトリオティスム)とナシオン:フランス語史から」「帰国子女教育からみた日本の生徒のナショナル・アイデンティティ-」「児童期から青年期のナショナル・アイデンティティ-概念の発達的変化」の3つの研究テ-マについて深めることにあった。「パ-トリ-とナシオン」については、「中川教授を報告者とする研究集会を開催し、活発な討議を行った。「帰国子女教育」については、京都教育大学付属桃山中学校の帰国子女学級において生徒数名を対象に面接調査を実施し、今後の研究に対する有益な示唆を得た。「児童期から青年期への発達的変化」については、先行研究の文献展望を行い、次年度に実施予定の質問紙調査のための調査票のプロトタイプを作成した。 この他、オ-ストラリア人も箱庭(Sard Play)の作品を出身地と宗教の視点からまとめ、日本との違いを比較する研究についても資料を得、分析を進めている。また、アメリカ及びドイツとの国際比較研究に必要な外国人研究者との研究交流も順調に進められている。
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