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1989 年度 実績報告書

高等教育機関における学問的生産性の規定条件に関する比較社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450046
研究機関広島大学

研究代表者

有本 章  広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (00030437)

研究分担者 伊藤 彰浩  広島大学, 大学教育研究センター, 助手 (60193471)
大膳 司  広島大学, 大学教育研究センター, 助手 (60188464)
山崎 博敏  広島大学, 教育学部, 講師 (10127730)
金子 元久  広島大学, 大学教育研究センター, 助教授 (10185936)
江原 武一  京都大学, 教育学部, 助教授 (00012568)
キーワード科学社会学 / 教育社会学 / 学問的生産性 / 高等教育研究 / 比較社会学 / 質問紙調査 / 知識社会学 / 引用分析
研究概要

本年度は本研究課題の初年度として以下に示すような調査・研究を進めた。
(1)学問的生産性の関連文献の購入、整理、理論研究。
専門書の他に、科学辞典、「大学一覧」、学会誌や学会名簿などを収集した。また研究会を開催し、基礎的な理論研究を進めた。
(2)「科学引用索引誌(SCI、SSCI、A&HCI)」に依拠したわが国の論文発表状況の実態把握。
引用分析のためのデ-タベ-スを作成した。
(3)米国の研究大学を中心とする著名な研究者を対象とした質問紙調査の実施。
海外へ発送した質問紙を回収し、デ-タベ-ス化した。
(4)わが国の高等教育機関における学問的生産性の実態調査の実施。
全国調査を実施し、質問紙を回収した。
以上のように、本年度は、当研究課題の第1年度に当たるためにデ-タベ-スの作成を中心に調査・研究を進めた。そして、中間的ではあるが、次のような知見が得られた。
(1)学問的生産性を促進する重要な要因として、優秀な人材の確保、立派な施設や設備、潤沢な研究費の確保があること。
(2)研究をより重視している大学では、優秀な人材の確保、立派な施設や設備、潤沢な研究費の確保が、あること。
(3)自然科学系の学問では、特に、立派な施設や設備、潤沢な研究費の確保が重要視されており、人文・社会系の学問では、特に、優秀な人材の確保がより重視されていた。
(4)日本の大学では、研究に対する取り組みは積極的になされているが、それを支える条件の整備が必ずしも十分ではない。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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