研究課題/領域番号 |
01450049
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
手塚 武彦 国立教育研究所, 国際研究・協力部, 部長 (50000039)
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研究分担者 |
相良 憲昭 国立教育研究所, 企画調整部, 企画調整官 (90170620)
吉田 正晴 広島大学, 教育学部, 教授 (20020109)
有本 良彦 国立教育研究所, 地理・歴史教育研究室, 室長 (50000063)
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キーワード | 優秀児教育 / 遅進児教育 / エリ-ト教育 |
研究概要 |
初年度は、学習指導の特色を示す基本的文献の収集と分析を全員が担当した。そして、優秀児・遅進児の教育に関して以下のように分担した。(1)この学習指導方式のフランス的特色の歴史的検討(相良)、(2)この学習のカリキュラムの基準・具体的内容・教科書教材の分析(有本)、(3)このための独特な指導方法(とくに学習リズムについての分析)(吉田)(4)この学習指導のフランスにおける全体の学校制度における位置付けの検討(手塚)。以上の分析検討にあたっては、他のフランス教育研究者の協力を得て進めた。 7月に第1回の研究打合せ会を開催、研究の趣旨・計画内容について討議・確認した。 まず、基本的文献の収集と分析を全員で担当することとし、文献目録、図書カタログ等を検討し、購入作業を開始した。ついで、優秀児・遅進児の定議・教育指導方法・進路などの特徴点を検討した。そのさい関連文献・資料の翻訳を進め、討議の材料とした。とくに、ジョスバン教育相の「すべての生徒の学業成功」に関する演説(89.3.23)、「資格証書の国家免状」(87.1.31)が有用であった。 12月の会合において、各分担者の研究進行状況を検討した。フランスにおける英才教育の現状、深化学習と補強学習の状況、「例外児教育」(沖原豊代表)の比較研究、などを進めた。また、「エリ-ト教育文献リスト」を作成した。
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