研究課題/領域番号 |
01450066
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
銭本 健二 島根大学, 教育学部, 教授 (80069715)
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研究分担者 |
鈴木 岩弓 島根大学, 教育学部, 助教授 (50154521)
石野 眞 島根大学, 教育学部, 教授 (80032506)
田中 螢一 島根大学, 教育学部, 教授 (20032592)
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キーワード | 小泉八雲 / ラフカディオ・ハ-ン / 総合目録 / 自筆資料 |
研究概要 |
研究計画初年度に当って、計画通り、調査用の接写カメラを購入し、日本国内の公的機関および小泉家の協力を得て、資料調査を行った。調査内容は下記の通りである。 1.松江市立図書館、新宿歴史博物館、東洋文庫、天理大学、東京大学を中心に資料調査を行い、デ-タ集積のための基礎資料を作成した。 2.東京大学所蔵の新聞資料をすべてマイクロ化し、デ-タ集積のための基礎資料を作成した。 3.松蔭女子大学の協力を得て、ヴァ-ジニア大学バレット文庫のマイクロフィルムを入手し、8千枚を越える自筆原稿を含む第一資料を調査し、本文校訂を継続して行っている。 4.京都外国語大学作成の目録に、未収録の同図書館所蔵資料の調査を行った。 上記の調査と平行して、計画通り、パソコン「富士通FMR」を購入し、デ-タ集積を行った。 1.海外の図書館・資料館の目録25点を入手し、それらを総合して共通のデ-タ・ベ-スに集積を続けている。今年度はその約半数を集積した。 2.海外における新聞資料の未整理分について、既出版分の照合のための整理を行った。 上記作業の他に個人の蒐集家の協力を得て、八雲の自筆書簡18通の写しを入手し、新しい資料を加えることができた。 その他山陰地域の明治期の文献調査は継続中であるが、デ-タ集積にまで至っていないので、来年度実施の予定である。また今年7月に「小泉八雲未公開書簡集」等を雄松堂より出版予定である。
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