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1989 年度 実績報告書

環太平洋地域の国際協調と経済発展に関する理論的実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450083
研究機関神戸大学

研究代表者

西向 嘉昭  神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (70031383)

研究分担者 中谷 武  神戸大学, 経済学部, 教授 (40093281)
西島 章次  神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70116234)
片山 誠一  神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70047489)
足立 英之  神戸大学, 経済学部, 教授 (70030666)
石垣 健一  神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40047486)
キーワード環太平洋地域 / 国際協調 / 経済発展 / 直接投資 / 貿易 / 金融 / ラテンアメリカ / 東南アジア
研究概要

本研究グル-プは2つのサブ・グル-プから構成されている。第1のグル-プは国際協調と経済発展に関する理論的研究を中心とするものであり、第2のグル-プは分担する各研究テ-マにそって環太平洋地域について具体的検討を行うグル-プである。この研究グル-プはそれぞれ農業、貿易、直接投資、エネルギ-、金融、労働等の専門家であると同時に環太平洋地域内の特定地域の専門家、例えば石垣はオセアニア、西向、西島はラテンアメリカ、片山は北米経済、松永は東南アジア、山口は日本などの専門家である。理論と現実経済の専門家の協力による共同研究は、まず各自がこれまで蓄積してきた専門知識の相互利用ということで研究会をしばしば開催した(計8回)。例えば西島はラテンアメリカの累積債務問題について、石垣はオ-ストラリアの対外債務問題について報告ないし研究論文を発表し、足立は経済発展理論を2部門分割の視点に立って検討し、英文の論文として公表した。また中谷は経済発展を景気循環の中で理論的に検討し、これを英文の論文として公表している。このような研究グル-プに所属する人の研究、報告の他に、外部の研究者、専門家にも協力してもらい専門知識の供与を受けた。例えば、安部一成教授(山口大学)には日本経済の国際化がもたらす様々な影響について、中北徹氏(国民経済研究協会)には環太平洋地域における直接投資について、高阪章助教授(京都大学東南アジア研究センタ-)には東南アジアの経済調整について報告していただき、討議によって上記の研究課題についてより深い理解を行うことができた。その他のメンバ-についても各自研究を進めており、平成元年度の研究を基礎として、平成2年度中には研究成果をまとめて公表する予定になっている。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 石垣健一: "貯蓄・投資バランスと経常収支問題ー1980年代のオ-ストラリア経済ー" 経済経営研究年報. 39(I・II). 99-124 (1990)

  • [文献書誌] 石垣健一: "オ-ストラリアの対外債務問題" 経済経営研究年報. 38(I・II). 111-135 (1989)

  • [文献書誌] 西島章次: "ラテン・アメリカのインフレ安定化政策" 経済経営研究年報. 39(I・II). 157-172 (1990)

  • [文献書誌] Katayama,S.: "Increasing Returns to Scale and Optimal Investment Policy of the Regulated Firm" Kobe Economic & Business Review. Vol.34. 85-100 (1989)

  • [文献書誌] Adachi,H.: "A Two Sector Model of Growth and Development of the World Economy" Discussion Paper,Faculty of Economics,Kobe University. No.8905. 1-36 (1989)

  • [文献書誌] Nakatani,T.: "Monopoly and the Metamorphoses of Business" Kobe University Economic Review. No.35. 15-32 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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