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1990 年度 実績報告書

「基本的生活行動」およびライフサイクルの視点からみた過疎地域の社会地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450109
研究機関関西学院大学

研究代表者

浮田 典良  関西学院大学, 文学部, 教授 (60026721)

研究分担者 田和 正孝  関西学院大学, 文学部, 専任講師 (30217210)
山本 剛郎  関西学院大学, 社会学部, 教授 (90068742)
八木 康幸  関西学院大学, 文学部, 教授 (80122224)
キーワード過疎地域 / 社会地理学 / ライフサイクル / 基本的生活行動 / 離島 / 山村 / 人口還流(Uタ-ン)
研究概要

本年度の交付申請書に記載した研究目的を達成するため、下記のように研究を実施した。
1.予備的研究および調査打ち合わせ:前年度の研究調査の成果をふまえて、本年度の具体的な調査計画を立て、平成2年7月中旬、研究代表者、研究分担者および昨年度と同様に研究を補助してくれる若干名の研究補助者が集まって、現地調査に関する打ち合わせをおこなった。
2.現地調査:上記の打ち合わせにもとづき、平成2年7月下旬以降各地で現地調査を進めた。研究代表者・分担者が現地調査をおこなったのは、長崎県福江島、同壱岐島、同椛島、鹿児島県甑島などであり、そのほか研究補助者に依頼して、島根県邑智郡、佐賀県犬町町(旧産炭地)、京都府加悦町、岐阜県白鳥町、岡山県勝山町、兵庫県関宮町などにおいて、調査をおこなった。
3.調査結果の概要:離島・山村の過疎地域からの人口流出は、1960年代から1970年代前半にかけてのようなはげしさは見られなくなったが、人口の高齢化が進み、地域社会にとって大きな間題となってきている。ライフサイクルの観点からみると、挙家離村のはげしかった時期に離村した30歳〜40歳代の層が、近年、都市の就業先で停年を迎え、その一部が帰村して、そのことが過疎地域の高齢化に拍車をかけている。また伝統的な民俗行亊について見ると、若年層の流出のために、開催の時期や内容に変化が生じた場合がある。さらに生業活動の内容についても、過疎化の進行に伴い、営農の方法や漁撈の種類などが変容をとげてきている。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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