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1990 年度 実績報告書

マルチタスク環境における教師用ワ-クステ-ションの基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450114
研究機関国立教育研究所

研究代表者

堀口 秀嗣  国立教育研究所, 教育ソフト開発研究室, 室長 (70103702)

研究分担者 前迫 孝憲  東京工業大学, 教育工学開発センター, 助手 (00114893)
吉岡 亮衛  国立教育研究所, 教育情報調査室, 研究員 (40200951)
及川 昭文  国立教育研究所, 教育内容情報研究室, 室長 (30091888)
川野辺 敏  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 部長 (10000001)
キーワードワ-クステ-ション / マルチタスク / 教材開発 / 素材情報 / オ-サリングシステム
研究概要

1.教師用ワ-クステ-ションの実現に関しては、素材情報の作成と、加工手段の多様化に力点をおいて研究を行った。素材情報は、平成元年度に決定した文字、ベクトル、イメ-ジ、イメ-ジ部分の標準デ-タ形式にのっとり、大量の素材情報を作成した。中学校での利用が急がれていることから、中学校3年間の主要5教科の学習内容に関して、文渓堂の学習参考書25冊のすべての説明文、問題、正解、典型的な誤答とその対策などを入力した。著作権問題を起こさせないために、デ-タ入力とその利用に関して文渓堂に了承を得た。文字情報だけで全体で約250万文字にのぼった。さらにベクトルやイメ-ジデ-タを内容を絞って作成しており、これらを合わせると100MBを越えるものと思われる。また、加工手段の多様化に関しては、機能よりも使い慣れたソフトが使えることが最善であるとの判断から、ワ-プロ、表計算、グラフィックツ-ルなどのツ-ルソフトであればどれでも利用できるように、素材情報の変換、作成の方法について研究した。文字はシフトJISコ-ドで統一することによって問題はほぼ解決した。ベクトルについては、機能と座標値の組み合わせで表現することにより、情報としては機種やツ-ルに依存せずに相互利用が可能となった。イメ-ジは、VRAM情報をファイルするイメ-ジカッタの方式により応用性が広がった。
2.マルチタスク環境に関しては、MSーWINDOWS、OS/2、UNIX、TRONについて検討した。現段階では、必要となる機器機成の規模、応用ソフトの質・量を考慮して、MSーWINDOWSが適当であるとの結論を得た。しかし、タスク間でのデ-タの受け渡し方法、種類とも問題があり、OSとしての改善が期待される。
本年は研究の最終年度であり、1.、2.の詳細に関して研究成果研告書にまとめた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 堀口 秀嗣: "「コ-スウェアの互換性・移植性への提言」" 日本教育工学会第5回大会講演論文集. 5. 155-156 (1989)

  • [文献書誌] 堀口 秀嗣ほか: "「形式の異なるデ-タを相互利用するためのツ-ルの開発」" 日本科学教育学会年会論文集. 13. 293-294 (1989)

  • [文献書誌] 堀口 秀嗣: "「学校が期待する人工知能」" 科教研報. 4. 11-14 (1990)

  • [文献書誌] 堀口 秀嗣(編著): "FCAI実践シリ-ズ 小学校編" 文渓堂, 108 (1990)

  • [文献書誌] 堀口 秀嗣(編著): "FCAIによる学習ソフトの作成法 V_<2・1>対応版" 文渓堂, 198 (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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