研究課題/領域番号 |
01460152
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
雨宮 真人 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90202697)
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研究分担者 |
鶴田 直之 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (60227478)
吉田 紀彦 九州大学, 工学部, 助手 (00182775)
谷口 倫一郎 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (20136550)
河口 英二 九州工業大学, 工学部, 教授 (90038000)
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キーワード | 超並列マルチプロセッサ / デ-タフロ- / 自律型非同期 / ニュ-ラルネットワ-ク / 画像処理 / 画像理解 / 自然言語解析 / 信号処理 |
研究概要 |
本研究では,デ-タ駆動実行原理に基づき、非同期かつ自律的に動作する多数のプロセッサを結合させた超並列計算機システムの構成法を明かにし、この自律型非同期マルチプロセッサ方式の一つの応用として高速ニュ-ラルネットワ-クシステムの実現法を明らかにする。プロセッサは信号処理、数値演算を主目的としてデ-タ駆動型プロセッサのVLSI実現をめざす。本プロセッサの性能は10MIPS程度とし、4個程度のプロセッサを1チップVLSI内に実装させる。本システムは10^5程度のプロセッサをメッシュ結合、多段スイッチネットワ-クなどパケット転送型のネットワ-クで結合した非同期型マルチプロセッサシステムである。本方式によって高度のMIMD型計算機を実現する。また、信号処理、画像処理やニュ-ラルネットワ-クモデルの実現など各種の応用のシステムの高並列実現を容易かつ効率的に行うために,デ-タフロ-概念にもとづくソフトウェア方式を明らかにする. 本年度は、以下の項目について重点的に研究を進めた. (1)動画像処理等の実時間処理を考慮したプロセッサのメモリユニットおよびプロセッサ間の通信ポ-トの改良. (2)画像処理やニュ-ラルネットワ-クの基本例題に対するソフトウェアシミュレ-タによるシステムの性能評価. (3)ニュ-ラルネットワ-クや自然言語解析のデ-タフロ-型非同期実行の方式の研究および実験
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