研究課題/領域番号 |
01460163
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
宮下 豊勝 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00026238)
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研究分担者 |
中山 純一 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (40093356)
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キーワード | ホログラフィク撮像法 / 多周波ホログラフィク撮像法 / 3次元撮像法 / 超音波撮像法 / 高分解能 / 生体組織の撮像 |
研究概要 |
交付申請書に記載の本年度の研究実施計画の順にまとめを行う。 1.2次元超音波トランスデュ-サ配列を設計し、日本電波工業(株)で製作した。トランスデュ-サ前面の大きさは80mm×80mmであり、その中に1.0mm×1.0mmの微小開口を持つ受信素子を4.5mmピッチで16×16素子配置し、カッタ-の切りしろとして失われる0.9mm幅の溝以外の残った圧電材料面を全て電気的に並列接続し、1個の大きな開口80mm×80mmを持つ送信素子を形成した。一様な材料(P2T)から製作し、かつ細かく分割しているので、全ての素子が理想的なピストン運動、すなわち厚み振動をする。その共振周波数を600kHzに設計したので、実際に用いる周波数開口450kHz〜550kHzにおいて、感度と位相の周波数特性は平担であり、かつ隣合う受信素子間の結合は-60dBと十分小さく、多周波ホログラフィク撮像法のアンテナ配列として理想的な特性を持っている。 2.直接合成周波数シンセサイザを購入し、これまでの2次元撮像装置の周波数制御部を、ミニコンピュ-タのプログラムで自動的に、かつ高速で動作するように改良し、生体などの撮像実験に対処できるような測定速度(1フレ-ム当り32ms)にした。 3.各受信素子に前置増幅回路(256個)を付け、その後に16チャネルずつにマルチプレックスし、16チャネル同時に受信信号の複素振幅を測定しAD変換する回路を通し、順次計算機にディジタル化した複素振幅を収集する回路を、これまでの2次元撮像装置の計算機インタフェ-ス部を拡張して実現した。 以上のように、まず3次元ホログラフィク撮像装置を製作するという平成元年度の研究計画を全うした。
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