研究課題/領域番号 |
01460170
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
亀田 弘行 京都大学, 防災研究所, 教授 (80025949)
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研究分担者 |
北原 昭男 京都大学, 防災研究所, 助手 (00195273)
岩井 哲 京都大学, 防災研究所, 助手 (60184850)
入倉 孝次郎 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027253)
杉戸 真太 京都大学, 工学部, 助手 (60115863)
赤松 純平 京都大学, 防災研究所, 助教授 (10027279)
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キーワード | マイクロゾ-ニング / 地盤による非線形増幅 / 長周期微動 / 地震危険度 |
研究概要 |
本研究は(i)地盤の非線形増幅特性をとり入れること、(ii)長周期地震動に対する地盤の増幅特性を組み込むこと、(iii)多変量地震危険度解析の手法を適用すること、(iv)震源特性および地震波の伝播特性の最新の知見を組み込むことにより、新しい都市の地震防災に適用しうるような高精度のマイクロゾ-ニング技法の開発を目的とするもので、平成元年度には以下のような研究を行った。 (1)地盤の非線形増幅特性を考慮したマイクロゾ-ニング技法を開発する。注目地点のN植資料と工学的基盤の深さ及び基盤入力強度を説明変量する増幅率推定式を提示した。 (2)基盤岩での地震観測及び測線上の発破観測結果と、長周期微動観測とを組み合わせて、長周期領域の地盤増幅率と基盤岩の形状との関係を見いだし、長周期微動観測による都市地盤のマイクロゾ-ニングの方法を評価した。 (3)多変量地震危険度解析を用いることにより、地震動強度のみでなく、地震動の継続時間や周期特性などの推定を行いうるように、地震危険度解析の手法を拡張した。 (4)震源パラメ-タ、特にサイズミックモ-メントや応力降下が地震動特性に及ぼす影響を評価した。 (5)構造物の非線形応答解析の立場から、マイクロゾ-ニングの対象とすべき地震動特性を整理した。
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