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1990 年度 実績報告書

ニュ-タウンの感熟化に伴う地域施設発生の誘導手法と環境保全システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01460203
研究機関大阪大学

研究代表者

柏原 士郎  大阪大学, 工学部, 助教授 (70029164)

研究分担者 横田 隆司  大阪大学, 工学部, 助手 (20182694)
吉村 英祐  大阪大学, 工学部, 助手 (50167011)
岡田 光正  大阪大学, 工学部, 教授 (40028931)
キーワードニュ-タウン / 発生過程 / 誘導手法 / 環境保全システム
研究概要

1.各種施設の立地特性に関する研究
鉄道駅周辺地域を調査対象に選び、各種施設の立地特性を分析した。まず、乗降客数により駅のタイプ分けを行ない、各タイプごとに施設の分布図を作成し、この図をもとにして施設立地と人口、用途地域、駅からの距離、幹線道路からの距離との関係を多変量解析の手法を用いて分析を行なった。得られたカテゴリ-値、レンジ値により業種ごとの特性が明らかになった。
2.ニュ-タウンにおけるセンタ-内施設の変容過程に関する分析
千里ニュ-タウン、泉北ニュ-タウン、須磨ニュ-タウンを対象にして、センタ-内の各種業種の発生および消滅の過程を時系列的に分析し業種毎に残存率を求め、新陳代謝の実態を明らかにした。
3.ニュ-タウンにおけるセンタ-施設の利用選択行動に関する調査
神戸市の須磨ニュ-タウンおよび西神ニュ-タウンを対象にして、アンケ-ト調査を実施し、居住者の施設選択の実態とその法則性を明らかにした。主要な調査項目は、選択施設名、選択理由、利用交通手段等である。この結果を用い、選択行動のモデル化を行なった。
4.街角施設が周辺環境に与える影響の実態
住宅地内部に地域施設が混在しているニュ-タウンにおいて、どのような業種が、どのような影響を周辺環境におよぼしているかを明らかにするために、京阪神地区のニュ-タウンにおいて施設の立地状況などを調査し、業種毎のデ-タシ-トを作成した。周辺環境におよぼしている影響としては、敷地からのはみ出しによる道路占拠、駐車、景観、色彩、音、臭気の6項目により評価し、業種による特性を抽出した。その結果、影響の程度により、業種のタイプ分けが可能となり、ニュ-タウンの環境保全のための敷地計画と街路計画の基礎的資料が得られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 柏原 士郎: "ニュ-タウンの成熟化に伴う地域施設発生の実態について" 日本建築学会近畿支部研究報告集. 30. 377-380 (1990)

  • [文献書誌] 横田 隆司: "ニュ-タウンの成熟化にともなう地域施設の供給計画に関する研究" 地域施設計画研究. 8. 113-118 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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